医療創生大学いわきキャンパス

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#01 Shimada×Endo(2期生)
作業療法学科教員 嶋田 × 作業療法学科2期生 遠藤 
クロストーク
 
 
対談者紹介
嶋田隆一(写真左) 健康医療科学部作業療法学科助教
2021年に本校に着任。専門は身体障がいの作業療法。
遠藤未悠(写真右) いわき総合高等学校卒業後、2020年本学に入学し、2024年3月に卒業。作業療法学科2期生。

大学生活を振り返って

嶋田:まずは、国家試験お疲れ様でした。終わってみて、今の気持ちはいかがですか?

遠藤:合格発表までの最後の長期休暇のワクワクと、これからは学生ではなくなり責任感を伴う仕事が始まるというドキドキが合わさって複雑な気持ちです。ですが、今は最後の長期休暇楽しみたいと思います。

嶋田:大学生活を振り返っていかがでしたか?

遠藤:大学生活では友達と過ごす時間が楽しかったです。コロナの影響で1 年生の前期がオンライン授業で、知らない人ばかりで画面上で見るしかなくて会うのが怖いなという感じでした。2 年生になって対面が増えて、最初はみんなどうやって友達をつくっているんだろうという感じでした。

嶋田:入学時はコロナの影響でオンライン授業が多かったですもんね。そんななかで友人関係をどういう風に作っていきましたか?

遠藤:最初は、グループの輪の中に入るところからでした。グループ学習などを通して友人関係も増えて、どんな人かわかるようになってきたのも大きいです

嶋田:実際に会って話ができたことがよかったですか?

遠藤:はい。授業の話だけではなくて、他愛もない話をして、雑談をするような時間が楽しくて、今思うとそういう時間がとてもいい思い出です。

嶋田:友人との時間が、大学でのいい思い出になっているんですね。同じ時間を過ごす同期というのはかけがいのないものですからね。遠藤さんは大学の授業や実習などでどのようにモチベーションを維持してきましたか?

遠藤:実習とかでバイザーの先生がやっているのを見て作業療法士はかっこいいなと思ったり、高校のときから誰かの誰かの役に立ちたいという気持ちがあって調べたら作業療法がありました。実習で実際の働いている人を見て、一層作業療法士になりたい気持ちが強くなりました。

嶋田:授業などは課題も多くて大変な部分もあったかと思いますが、どのように乗り越えてきましたか?

遠藤;授業については、なんでも楽しみたいという気持ちがあったのでそこまで苦ではなかったです。友人と励まし合ったりして何とかやっていました。先生によって授業のやり方が違くて、それも楽しかったです。

嶋田:遠藤さんのなんでも楽しみたいという気持ちはこれからの強みになっていくでしょうね。大学時代を振り返ってみて、頑張ってよかったなと思えることはありますか?

遠藤:勉強のことではないですけど、さぼりはしないようにしていました。

嶋田:さぼりたい気持ちはだれもあると思うけど、そういう風に意識してたのは何でですか?

遠藤:さぼっちゃう癖がついちゃうと思うので、そういう癖がつかないようになるべく休まないように大学生活もしていました。実際に働いたときや実習のときなどに休む癖がついちゃうと、同僚や患者さんからの信頼も得られないと思うので、それは働いてからも気をつけたいと思います。

嶋田:そういうやりきる力っていうのは、これから働くうえでも大事ですよね。辛い時には無理をしないのも大事なので、そこら辺はバランスよくできるといいですよね。

遠藤:ストレスがたまることも少ないので。モチベーションの維持はなんでも楽しむことですね。

嶋田:逆に、これは頑張っておいた方がよかったな、みたいなことはありますか?

遠藤:解剖・生理・運動学はちゃんとやっておいた方がよかったなと思いますね。1 年生のときには、これが何の役に立つんだろという感じでしたが、実習や国家試験の対策をする中で、大事さがわかってきました。実習の先生から質問されたときも、基礎的なことは答えられた方がよかったなと今では思います。オンライン授業だったこともあり、授業の内容が頭に入らないで、友人にも相談できなかったのでそれが、大変でした。

嶋田:大学に入ってすぐなので、中々大事さがわかりにくいところはありますよね。今いる後輩やこれから入学する後輩にも先輩の意見として、参考になると思います。

就職について

嶋田:いわき市にある、かしま病院に就職が決まっていたと思いますが、就職の決め手はなんでしたか?

遠藤:実習先だったということが大きいです。どういう職場というのもわかったし皆さんいい人で、ここで働いたらそうなれるのかなというのと、働いている人も患者さんも楽しそうで相談しやすいような環境だったのが大きいです。いわきで働きたいという気持ちもあって、そうこともありかしま病院に決めました。

嶋田:実習で現場を見れたというのが大きかったんですね。職場の雰囲気も良さそうで、これから作業療法士として遠藤さんがどう活躍していけるか楽しみですね。働くうえで不安なことはありますか?

遠藤:私ができるのか心配な気持ちもあります。最初はプリセプターがついて一緒にみてくれるんですが、それがなくなったときに自分ができるかが不安ですね。

嶋田:そうですよね。なんでも経験してみることでわかることが増えてきますので、身構えずに自然体でできたらいいですね。これから、作業療法士としてどういう風になっていきたいかなどありますか?

遠藤:患者さんと話をして、いい言葉をもらえたらうれしいです。作業療法士として働くのは楽しみです。人の話しを聞くのが好きなので、自分から話すのが苦手なんですけどいろんな患者さんの話を聞いて、最終的には患者さんからこの人でよかった、「あなたでよかった」と言ってもらえるような作業療法士になりたいです。

嶋田:遠藤さんなら素敵な作業療法士になれそうですね。困ったことがあれば、大学も近いのでいつでも相談に来てくださいね。

後輩・高校生へのメッセージ

嶋田:最後に後輩たちそして医療創生大学を目指す高校生に一言お願いします.

遠藤:大学生活を楽しみつつ、悔いのないよう勉強も忘れずに。医療創生大学には、ユーモア溢れる先生がたくさんいます。専門知識の豊富な先生方から作業療法について学べるため、自分自身の将来を考えるきっかけを作ることができると思います。大学の周りには緑が多いので疲れたら自然に癒やされてみてください。

対談日:2024年3月

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