医療創生大学いわきキャンパス

授業情報

公開講座(平成24年度)

平成24年度秋季(第50回)公開講座

スポーツイベントと地域活性化 ~いわきサンシャインマラソン(2012/12/1)

 2013年2月に第4回いわきサンシャインマラソンが開催されます。毎年全国から たくさんのランナーがいわき市を訪れ、健脚を競っています。恒例のイベントとして 定着した感のあるこの大会ですが、地域に何をもたらし、これからどのような方向に 進んでいくのか、そのあゆみを振り返りながら考えてみたいと思います。

日本のスポーツとオリンピック(2012/12/1)

 オリンピックと言えば、世界最大規模のスポーツイベントです。2016年のオリン ピック招致に落選した東京都が、今度は2020年に向けて立候補を進めています。 なぜ、東京はそれほどまでオリンピックにこだわるのでしょう。メガスポーツイベン トがもたらす様々な影響を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

糖尿病、高脂血症などの代謝系疾患治療薬について(2012/11/17)

 様々なストレスに取り巻かれ、それを癒すためについつい飲み過ぎた、食べ過ぎた、なんてことはよくあることです。この様な生活をしていると、糖尿病、高脂血症、骨粗鬆症、高血圧症等々の生活習慣病になってしまいます。これらはさらに他の病気を併発しますが、治療薬が合わないと副作用が出てしまいます。薬の作用と併用薬についてお話しします。

中枢疾患治療薬について(2012/11/17)

 高齢化社会を迎え、様々な病気も見つかり、それを治療するための薬も数多く開発されてきました。この講義では、脳卒中、アルツハイマー症などの中枢神経系疾患とその治療薬についてお話ししたいと思います

平成24年度春季(第49回)公開講座

占星術から物理学へ「太陽系の星々とリンゴ」(2012/6/16)

 占星術では、太陽だけでなく、種々の惑星がどの星座に宿っているかが重要でした。したがって、惑星の運行を解明することは、運勢を占う上でも重要だったといえます。複雑な惑星の運行を物理的に見事に説明したのが、ニュートンでした。  「ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て、万有引力を発見した」というエピソードは聞かれた方も多いでしょう。この講座では、ニュートンの偉業と万有引力について考えてみたいと思います。

占星術から物理学へ「太陽・月の運動と暦の話」(2012/6/16)

 今から4000年以上も前に、エジプトでは1年を365日とする暦が作られていました。それが現在世界中で使われている太陽暦の根本となりました。一方、日本で太陽暦が使われるようになったのは明治6年からで、それまではいわゆる旧暦が使われていました。  この講座では、暦をもとに、太陽や月の運行について考えてみたいと思います。

くすりと薬剤師の役割(2012/6/9)

 最近では「医薬分業」が進行し、「くすり」は医療機関ではなく、患者さんは処方せんを薬局に持参して調剤してもらい、「服薬指導」を受けてから「くすり」をもらうようになりました。その利点・欠点もありますが、薬剤師の仕事の水準は欧米レベルに近づきつつあります。  特に多くの医療機関を同時に利用されるご高齢の方などは、もっと薬剤師を活用し、「かかりつけ薬局」を持たれることが理想です。そこで、地域薬局における薬局・薬剤師の役割を中心にお話しします。

衛生行政から見た「くすり」(2012/6/9)

 私たちが病院・薬局で調剤してもらう「くすり」、薬局で購入する「くすり」はどのようにして開発され、医療現場に登場してくるのでしょうか。また、最近では、生活改善薬や保健機能食品など様々な物が出回っていますが、「くすり」と「食品」とはどこが違うのでしょうか。  さらに、医薬品の開発・生産・使用などについて、長年地方行政で培ってきた経験を基に、いろいろなエピソードを交えて衛生行政から見た「くすり」とは何かについて、あらゆる角度から皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

生きる意味と価値の探求(2012/6/2)

 ナチス・ドイツの強制収容所の中で生き抜いたユダヤ人精神医学者のフランクルは、どんなに絶望的な状況の中にも必ず生きる意味と価値があると述べています。彼の言葉は、愛する人や大切な仕事、そして家や財産などを失ってしまった人々を勇気づけてくれるでしょう。ここでは、生きる意味と価値、そして生きがいについて心理学的な視点から考察します。

災害に伴うストレスとその対処法(2012/6/2)

 東日本大震災から1年以上の時間が流れましたが、被災地、とくに原発事故の被害が大きい福島県は、まだまだ本格的な復興に至っていません。この講義では、大きな災害が人の心にどのような影響を与え、また、それを克服するためにはどのようにすればよいかを、心理臨床という視点から考えます。