古殿町の協力で自然体験プログラムを実施しました
現代GP選定二年目となる本年度、最初の自然体験プログラムを5月24日に実施しました。今回の実習会場となったのはいわき市のお隣になる石川郡古殿町。地域連携の一環として、古殿町をあげての協力をいただき、実施することが出来ました。
参加者は科学技術学部の学生55名。朝8時半に大学正門前から大型バス二台で現地に向かいました。集合場所の古殿町公民館では、岡部光徳町長から歓迎の挨拶をいただいたほか、古殿町の歴史や環境についてのレクチャーが行われました。
昼食後、古殿町役場そばの「町民憩いの森」に移動し、間伐体験実習と自然観察実習を行いました。間伐体験実習は、森林樹木の生育保持のため、混み合ってしまったり、生育の悪い木を伐採する作業です。許可なしに森林の伐採をすることはできませんが、今回、古殿町の全面協力で、間伐予定地の木を実習のために取っておいていただきました。林業従事者の方々が大勢サポートについていただき、安全確認や切断方法など、間伐の説明を受け、渡されたのこぎりで学生たちが初めての「林業体験」。かけ声と共に木が倒されると、普段体験できない光景に、目を輝かせていました。また、同森林内における自然観察実習では、小学生等への自然体験授業講師を目標におき、自然散策の中でどのような問いが作れるかなどを考える訓練が行われました。
実習終了後には古殿町役場でまとめレポートの作成を行い、大学への帰路につきました。
古殿町の全面協力で実現した今回の実習。町長直々のご挨拶をいただきました 森林の間伐作業を実施。プロの指導のもと、普段経験できない貴重な体験をすることができました 自然体験学習の指導者としての視点で森林内を探索。熱心な自然との対話が見られました
間伐作業実習の様子(動画)。結構大きな木もあってなかなかの迫力です