医療・健康系の学びの多くは、高校の「化学」「生物」「物理」「数学」「英語」といった科目と関わりがあります。これらの科目については、大学入学後、学び直しのための環境を整え、学びへの不安解消、苦手科目の克服に取り組んでいます。入学直後の「フレッシャーズセミナー」や「イグナイト教育」では、自律的な学修習慣・マナー・自己管理を身につけ、高校の「生徒」から大学の「学生」へのスムーズな移行を図っています。

医療創生大学では、講義を通して基礎から応用への学び、地域と連携した実習などを有機的に連携させ、知識、技能、態度の修得を図ります。自主的学修力、コミュニケーション能力、課題発見・解決能力の育成をめざす薬学部の「イグナイト教育」、人間のライフサイクル上の連続性を踏まえ、各領域間の関連性を意識しながら学ぶ看護学部のカリキュラム、復習を重視した健康医療科学部の「グループ学習」、心理学部の幅広い進路選択をサポートする「キャリア教育」など、学部ごとに将来を見据えた教育プログラムを展開しています。

医療創生大学の各学部では、薬剤師、看護師、作業療法士、理学療法士、公認心理師といった国家資格の取得を目標としています。薬学部では２年次から、看護学部と健康医療科学部では１年次から全国統一模試に参加、全国における自身の学力レベルを把握し、苦手分野の把握や弱点の克服につなげています。低学年次から国家試験に対応した問題にふれることは、国家試験への意識と学習意欲の向上にもつながります。また、心理学部では公認心理師をめざす大学院進学希望者対象の勉強会を行っています。

一人の教員（チューター）が数名の学生を担当し、日々の学習指導はもちろん、個人的な相談にも応じるなど、学生生活全般を支援する体制を整えています。少人数制を重視し、一人ひとりの学生に積極的に関わっていくきめ細やかなサポートが特徴で、日ごろからの積極的な声がけを通して、気軽にコミュニケーションがとれる環境づくりを大切にしています。