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作業療法学科の特徴とは?【医療創生大学 健康医療科学部】

医療創生大学 健康医療科学部 作業療法学科の特徴

国家試験対策

本学科における国家試験対策の特徴は、国家試験合格にむけた準備・サポートを1年次から行う点です。

入学して最初に受講する「解剖学」や「生理学」といった作業療法の基礎になる科目の学習サポートを、1年次の9月より実施。各学年の学修内容に応じた国家試験の過去問題に触れ、確認テストを行い、自身の実力レベル確認に役立てています。

早いうちから国家試験に対応した問題にふれることで、国家試験に対する意識づけを高め、学修意欲の向上につなげることが目的です。

<本学 作業療法学科の国家試験対策>
  学習サポートとWebドリル 試験 その他
1年次 解剖学
生理学
(9~11月)
解剖学
生理学
運動学
(2~3月)
確認テスト(3月)  
2年次 解剖学
生理学
運動学
(4~6月、9~11月)
解剖学
生理学
運動学
臨床医学
(2~3月)
確認テスト(3月)  
3年次 臨床医学
専門評価学
専門治療学
(4~6月、9~10月)
     
4年次 解剖学
生理学
運動学
(7~2月)
臨床医学
専門評価学
専門治療学
(7~2月)
全国模試
学内模試
(年10回以上)
国家試験対策講義
(9~2月)

※他多数の支援あり

各科目を復習するうえで推奨しているのが、複数名でのグループ学習です。わからないことがあればお互いに教え合うスタイルを重視し、学んだことを自分なりにアウトプットすることで自身の理解を深めることができます。

もちろん、学習環境も万全。キャンパスの中央に位置する「学習センター」に加え、本学科の学び舎である6号館にも自習室が充実しています。平日の日中のみならず、放課後や土曜日も教員は研究室で待機していますので、質問や相談があればすぐに聞きに行ける環境です。

作業療法セミナーⅠ・Ⅱ

作業療法学科で学習した4年間の集大成となる必修科目です。4年次の前期に『セミナーⅠ』を、4年次の後期に『セミナーⅡ』を受講します。

 作業療法セミナーⅠ

1~3年次に学んだ4つの領域(身体障がい領域、精神障がい領域、老年期障がい領域、発達障がい領域)を総合的に学習します。

ポイントは、それぞれの領域の“つながり”を意識しながら学びを深めること。一つひとつの知識を単に暗記したり、目的を押さえないまま技術を身につけたり…という学習方法では、現場に出て患者さんのリハビリを行うことはできません。「なぜそうなるのか」を常に意識しながら、きちんと筋道を立てて考えることが大切です。そうした本質的な学びを獲得することを目的に、グループワーク主体で行います。

 作業療法セミナーⅡ

3年次・後期と4年次・前期に行う学外実習で経験・学習したことを他の学生に報告しつつ、その内容についてディスカッションを行い、学びを深めていく科目です。

さらに、医療機関や福祉施設など実際の臨床現場で修得してきた実技に関する試験も実施。グループワークによりお互いの学びを共有しながら、集大成となる試験に臨みます。

地域包括ケアシステム実習

国をあげて力を入れている「地域包括ケアシステム」に関わる学外実習です。本学は、この実習を学科開設時より必修科目(2年次)に組みこむなど、地域包括ケアに対応したカリキュラムを全国に先駆けてスタートさせました。

 地域包括ケアシステムとは?

超高齢社会が加速するなか、団塊の世代が75歳以上となる2025年以降は、医療や介護を必要とする高齢者の数がますます増加する見込みです。

従来、医療や介護は「病院や施設で行うもの」として考えられてきましたが、高齢者が増える今後は「在宅で行うもの」とした考え方を国は推し進めています。

すなわち、高齢者の方々が住み慣れた地域で自分らしい生活を最後まで続けることができるよう、地域のなかで助け合う体制をつくること、それが地域包括ケアシステムです。

 実習の目的・内容は?

高齢者の[住まい]を中心に、高齢者に対して[医療][介護][生活支援][予防]をいかに一体的に提供していくか。そこで活躍が期待されているのが、作業療法士です。

地域包括ケアシステム実習では、医療機関、高齢者施設、デイサービスセンター、訪問リハビリテーションなど、地域におけるさまざまな場所で、さまざまな立場の人々と関わりながら実習を行います。

この実習を通じて支援スキルの修得はもちろんのこと、多職種連携の方法を学習し、対人コミュニケーションのスキル向上をめざします。

臨床推論演習

3年次の必修科目です。学生同士で「模擬患者役」「作業療法士役」「評価者(内容確認)役」にわかれ、さまざまな演習を実施。作業療法士に必要な知識・技術・態度について学習します。

作業療法を進めるうえで何よりも大切なことは、対象となる患者さんを正しく評価することです。身体障がい、精神障がい、老年期障がい、発達障がいと、対象によって特徴は異なります。対象者を正しく評価し、正しい治療計画を立てることのできる作業療法士になるために欠かせない科目です。

チューター制

一人の教員(チューター)が数名の学生を受け持ち、日々の学習指導はもちろん、個人的な相談にも乗るなど、学生生活全般をきめ細やかに支援するサポート体制です。少人数制を重視し、一人ひとりの学生に積極的に関わっていく支援が特徴で、学生と教員の距離はとても近いです。

チューター制度は、入学時から卒業までの一貫したサポート体制です。各学年の前期・後期に一度ずつ面談を行い、授業や成績、学生生活全般における状況を確認。面談時以外でも気軽にコミュニケーションがとれるよう、教員は学生に対して日常的に声かけを行い、信頼関係づくりに努めています。

国際交流

健康医療科学部では、学生交流や国際共同研究の推進を目的に、海外の大学と国際交流協定を結んでいます。現在、協定を締結しているのは、マレーシアのMahsa University(MAU)、シンガポールのSingapore Institute of Technology(SIT)、インドネシアのUniversitas Aisyiyah(UNISA)の3大学です。

2019年度は、マレーシアのMahsa University(MAU)の学生が短期留学生として来日し、本学で約1ヶ月間学びました。その後は新型コロナウィルス感染症の感染拡大の影響でオンラインのみの交流にとどまっていますが、今後は本学科の学生による短期留学や大学間での国際的な共同研究を実施する予定です。

世界基準の知識・技能にふれ、幅広い視点をもった医療人へ——。本学 健康医療科学部では、国際レベルで通用する医療人の養成をめざしています。

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いかがだったでしょう。本学 作業療法学科に少しでもご興味いただきましたら、ぜひお気軽に資料請求(無料)していただければと思います。

 

また、作業療法士についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。「仕事内容」「理学療法士との違い」「活躍場所」「給与」「将来性」「なり方」「国家試験」についてわかりやすくまとめています。

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