【研究テーマ】
ペニシリンに代表される抗生物質は、現代の医療現場で欠くことができない重要な医薬品の一つですが、MRSA(メシチリン耐性黄色ブドウ球菌)やVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)などの耐性菌の出現と院内感染の拡がりが問題となっています。
こうした状況のなかで1)耐性菌が出来にくいチオストレプトン系抗生物質の合成研究、2)AJI9561など抗ガン活性を有する生理活性物質の合成研究、3)パーキンソン病治療薬DOPS関連誘導体の合成研究など、種々の生理活性物質の合成研究を進めています。
同時に、精密有機合成技術を活かし、4) 循環型社会を目指した「省エネルギー添加剤」の開発(SDGs)研究を進めています。