原田 真之介
人文学部◎心理学科 教員プロフィール
原田 真之介 講師/博士(人間科学)
はらだ しんのすけ. HARADA Shinnosuke

学生・受験生へのメッセージ

心理学は「現象」の世界を探索する学問だと思います。我々の常識も、ひょっとすれば世間の数人が共通で見ている現象に過ぎないのかもしれません。一人一人の見え方や感じ方で事実はいくらでも広がります。そんな学問に興味ないですか?

◎略歴
2012年 京都府立大学公共政策学部福祉社会学科 卒業
2014年 大阪大学大学院人間科学研究科人間科学専攻博士前期課程 修了
2017年 大阪大学大学院人間科学研究科人間科学専攻博士後期課程 修了
2017年から2019年 大阪大学大学院人間科学研究科 助教
2020年から現職
◎担当授業科目
フレッシャーズセミナー1・2、心理学への招待、心理学基礎演習1・2、臨床心理学特講、キャリアデザイン1・2、人間関係論、心理学的支援法2、心理演習、心理実習、心理学特殊演習1・2、卒業研究、健康心理学特論、臨床心理実習Ⅰ、臨床心理基礎実習、心理実践実習Ⅱ
◎専攻研究分野
臨床心理学
◎主な研究業績
  • 原田真之介 (2013). 「できる」自体‐自己に出会った脳性まひ児との動作面接過程.大阪大学大学院人間学研究科心理教育相談室紀要, 19, pp.54-64.
  • 原田真之介 (2013). 動作療法による「動作のこころ」と「自己のこころ」の調和―クライアントとの事例を通しての考察―. 臨床動作学研究, 18, pp.15-26.
  • 原田真之介 (2014). 臨床動作法の援助に抵抗を示すトレーニーに対しての援助的配慮と工夫についての考察. 大阪大学大学院人間学研究科心理教育相談室紀要, 20, pp.108-114.
  • 原田真之介・照田恵理 (2015). クライアントの視点で見る臨床動作法における好感的援助と嫌悪感的援助. リハビリテイション心理学研究, 41(1), pp.55-66.
  • Harada, S. (2015).「When Immovable Bodies Start to Move – Dohsa-hou for Children with Cerebral Palsy.」 Osamu Imura, & Velizara Chervenkova. (Ed)『Introduction to Dohsa-hou – An Integrated Japanese Body-Mind Therapy, 』GURADUATE SCHOOL OF HUMAN SCIENCE(HUMAN SCIENCE PROGECT). pp.19-27.
  • Teruta, E, Harada,S. (2015).「Dohsa-hou Camps and Monthly Meetings in Japan.」 Osamu Imura, & Velizara Chervenkova.(Ed)『Introduction to Dohsa-hou – An Integrated Japanese Body-Mind Therapy, 』GURADUATE SCHOOL OF HUMAN SCIENCE(HUMAN SCIENCE PROGECT). pp.78-85.
  • 原田真之介・宮脇宏司 (2016). 動作療法における抵抗の概念的整理―KJ法の援用を通した試み―. 臨床動作学研究,22,pp23-36.
  • 原田真之介・照田恵理 (2017). 臨床動作法における被援助体験モデルの検討及び援助―被援助関係分析. 心理臨床学研究, ,35(1),pp27-38. .
  • 原田真之介・村上純一・宮脇宏司・畠中雄平・大石敏朗・井村修 (2018). 不眠症治療における臨床動作法の有効性が示唆された事例. 心理臨床学研究,36(3),pp350-356.
  • 原田真之介・原田恵理・上床幸太・長山卓弘・大石敏朗 (2018). 臨床動作法におけるクライアントの被援助体験と自己対峙的体験、他者対峙的体験との関連性. 大阪大学教育学年報,24, pp46-54.
  • 原田真之介・井村修 (2019). 悪夢障害に対する臨床動作法の有効性を示す事例. 心理臨床学研究,37(4),pp352-362.
  • 原田真之介・大石敏朗・原田恵理・上床幸太・長山卓弘 (2019). 動作療法におけるクライアントの抵抗チェックリストの開発と信頼性の検討. 大阪大学教育学年報,25, pp15-22.
  • 原田真之介 (2020). 慢性疼痛とそれに関連した不安・不眠症状の改善に臨床動作法が機能した事例. カウンセリング研究, 51, pp178-188
  • 原田真之介 (2020). 精神生理性不眠症にあるクライエントへの動作療法の介入事例. 心理臨床学研究, 38(3), pp185-195.
  • 原田真之介・長山卓弘・中野弘治・森實摩利子 (2020). 脳性麻痺をもつトレーニーの睡眠改善に向けた臨床動作法の適用とアクチグラフ機器による効果検証の試み. リハビリテイション心理学研究, 46(1), pp13-24.
  • 原田真之介 (2021). 「大学生向け睡眠診断・介入ワークシート」の効果検証と課題性の質的検討. 医療創生大学研究紀要, 34(1), pp52-63.
  • 原田真之介. (2021). 障害当事者のライフストーリーを通じたカンボジア社会の現状. 地域ケアリング, 23(4), pp.65-69.
  • Harada, S., Ueda,A., & Sato, S (2021). Introduction to A New Approach to Treat Insomnia by Improving Daily Movements. Current Trends in Clinical & Medical Sciences – CTCMS, 2(5),DOI: 10.33552/CTCMS.2021.02.000547.
  • Harada, S., Ueda, A., Morizane, M., Sato, S., & Nakano, K. (2021). A Process Model for Improving Sleep through Clinical Dohsa Hou: The Subjective Experiences of Patients with Cerebral Palsy. Mental Health & Human Resilience International Journal, 6(1),DOI: 10.23880/mhrij-16000162
  • 原田真之介・中野弘治. (2021 ). 臨床動作法を通じたカンボジア障害者福祉におけるメゾ・ミクロ的アプローチの実践報告―National Borei for Infant and childrenでの実践を中心に―. 医療創生大学心理相談センター紀要, 15・16, pp9-17.
  • Harada, S, Sato, S, & Ueda, A. (2022). Difficulties in Providing International Support for People with Disabilities in Cambodia. Current Trends in Clinical & Medical Sciences – CTCMS, 3(2), DOI: 10.33552/CTCMS.2022.03.000553.
  • Harada, S., Yokogi, Y., Ueda, A., Ohishi, T., Sato, S.,& Miyawaki, H. (2022). The Case of a Cambodian man with Disabilities Who Received Rehabilitative Education Support (Dohsa-hou) and Realized Social Participation. Journal of Medical - Clinical Research & Reviews, 6(10), DOI: 10.33425/2639-944X.1294.
  • Harada, S., Sato, S.,& Nakano,K. (2022). Movement Training Method for People with Physical Disabilities to Sit and Stand Independently –The Dohsa-hou Lesson Flipbook-. 雄峰舎.
  • 佐藤純玲・原田真之介. (2022). カンボジア療育支援の展開に向けた“Dohsa-hou Filpbook”の作成. 地域ケアリング, 24(9), pp58-62.
  • 窪田文子・原田真之介. (2022). 新型コロナウイルス感染状況下におけるストレス・マネジメント・プログラムの開発と実施. ACADEMIA, 189, pp86-88.
  • Harada, S, Sato, S, & Ueda, A. (2022). Cambodian University Students' Views of People with Disabilities: A Pilot Study. International Journal of Psychology & Behavior Analysis, 8(2), DOI:10.15344/2455-3867/2022/193.
  • 原田真之介. (2023). 対話的な心理療法を拒むクライアントへの動作療法導入の事例. 心理臨床学研究, 41(3), pp241-251.
  • Harada, S., Ueda, A., Hayashi, T., Okada, Y., & Nakano, K. (2023). Movement Therapy (Dohsa-hou) for Cambodian Children with Cerebral Palsy: Effectiveness in Improving Gross Motor Skills in Sitting Position. Archives of Health Science Research Article ,7(1), DOI:10.31829/2641-7456/ahs2023-7(1)-033.


◎主な学会活動
日本心理臨床学会、日本心理学会、日本カウンセリング学会、日本リハビリテイション心理学会、日本臨床動作学会
◎その他
【資格取得】
  • 2013年 日本リハビリテイション心理学会認定心理リハビリテイショントレーナー 
  • 2015年 日本臨床心理士協会認定臨床心理士
  • 2015年 日本リハビリテイション心理学会認定心理リハビリテイションスーパーバイザー
  • 2018年 公認心理師
  • 2018年 日本臨床動作学会認定臨床動作士

【受賞歴】
  • 2015年 日本リハビリテイション心理学会学会奨励賞 受賞

【競争的資金獲得】
  • 2017年 大阪大学ヒューマンサイエンスプロジェクト 研究助成金
  • 2018年 日本心理臨床学会 研究助成金
  • 2019年 大阪大学ヒューマンサイエンスプロジェクト 研究助成金
  • 2019年 日本リハビリテイション心理学会 研究助成金
  • 2020年~現在 文部科学省科学研究費(20K14065:若手研究)