名取 洋典
心理学部◎臨床心理学科 教員プロフィール
名取 洋典 准教授/博士(教育学)
なとり ひろのり. NATORI Hironori

学生・受験生へのメッセージ

「なぜあんなことをしたんだろう」と他の人の行動を見て思ったことはありませんか?
さまざまな行動から、その人の内面を推測することに興味はありませんか?
もしあるのなら、心理学を学んでみませんか?

◎略歴
2000年 横浜国立大学教育学部生涯教育課程カウンセリングコース卒業
2002年 横浜国立大学大学院教育学研究科学校教育専攻学校教育心理学研究専修修了
2010年 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科学校教育学専攻修了
2013年 現職
◎担当授業科目
フレッシャーズセミナー1・2、心理学への招待、発達心理学1、発達心理学2、心理学実験1・2、教育・学校心理学1、教育・学校心理学2、心理学特殊演習1・2、心理学発展研究演習、卒業研究
◎専攻研究分野
発達心理学、教育心理学
◎主な研究業績
  • 名取洋典 (2005). 指導者の発話スタイルにみられる試合中の複数指導者間の役割分担 ソーシャル・モチベーション研究, 3, 47-57.
  • 名取洋典 (2007). 指導者のことばがけが少年サッカー競技者の「やる気」におよぼす影響 教育心理学研究, 55, 244-254
  • 名取洋典 (2009). 青年期Ⅰ, スポーツと意欲 中澤 潤(編) 『発達心理学の最先端―認知と社会化の発達科学―』 あいり出版 pp. 171-188.
  • 名取洋典・中澤 潤・福田幸男 (2012). 関係性の中での「やる気」と指導者のことばがけの機能 横浜国立大学教育人間科学部紀要I(教育科学), 14, 49-62.
  • 名取洋典 (2012). 発達心理学はどのように始まったか, 教育の現場からはどのような心理学が生まれたか,他 サトウタツヤ・鈴木朋子・荒川 歩(編) 『[心理学のポイントシリーズ]心理学史』 学文社pp. 32-33, 42-43, 52-53, 114-115.
  • 梅崎高行・名取洋典 (2012). コーチング 上淵 寿(編) 『キーワード 動機づけ心理学』 金子書房 pp. 208-211.
  • 名取洋典・額田順二 (2013). 高校生、大学生の著作権に関する意識の実態―著作権に関する意識調査の結果から― 大和 淳・野中陽一・山本 光(編) 『先生のための入門書 著作権教育の第一歩』 三省堂 pp. 34-42.
  • 梅崎高行・名取洋典(2014). プロサッカークラブにおける指導の実際から親役割を考える 子育て研究, 4, 8-19.
  • 名取洋典(2014).「やる気」はどのような行動から評価されるのか ―少年サッカーを題材とした小・中・大学生の比較― いわき明星大学人文学研究科紀要, 12, 111-122.
  • 名取洋典 (2015). 高校生は少年サッカー競技者の「やる気」をどのように評価するのか? いわき明星大学人文学部研究紀要, 28, 178-185.
  • 名取洋典 (2015). ヒトの恐怖条件づけと扁桃体, 知覚と注意におけるヒト扁桃体の役割(訳) P. J. ウォーレン・E. A. フェルプス(編)泉井 亮(総監訳)井樋慶一・中澤 潤・岡田元宏(監訳)『ヒト扁桃体研究ハンドブック―機能・構造・障害―』西村書店 pp. 66-86, 117-131.
  • 佐藤 拓・初見康行・名取洋典・五十嵐幸一・菊池真弓・金 世煥・佐原太一郎・高島 翠・高橋裕樹・田中美和・土田節子・土谷幸久・中山英治・根本直人・松本麻子・山口憲二・平塚大輔 (2016). いわき明星大学教養学部における初年次教育の実践と考察 いわき明星大学研究紀要(人文学・社会学・情報学篇), 1, 3-16.
  • 名取洋典・初見康行・佐藤 拓・松本麻子・五十嵐幸一・菊池真弓・大津里香・金 世煥・佐原太一郎・高島 翠・高橋義考・田中美和・土谷幸久・山口憲二・大原貴弘・平塚大輔 (2017). 大学初年次の学生の専門課程についての意識とキャリア意識の変化―いわき明星大学フレッシャーズセミナーの取り組み― いわき明星大学研究紀要(人文学・社会科学・情報学篇), 2, 139-156.
  • 三輪由貴・名取洋典・林洋一 (2017). 大学生における本来性と共感性の関連 いわき明星大学心理相談センター紀要, 12, 2-11.
  • 佐藤 拓・初見康行・名取洋典 (2018). 新入生の夏季休暇期間前後の在学意思の変動に関する研究――いわき明星大学教養学部2015-2016年度入学生のデータを用いた実証研究―― いわき明星大学研究紀要(人文学・社会科学・情報学篇), 3, 17-32.
  • 森 丈弓・名取洋典 (2018). 大学生向け能動的・受動的SNS疲れ尺度の作成 心理臨床学研究, 36, 409-418.
  • 和足憲明・名取洋典 (2019). 初年次教育の中退防止効果―いわき明星大学における取り組み― いわき明星大学研究紀要(人文学・社会科学・情報学篇), 4 11-27.
  • 名取洋典 (2020). 動機づけ:やる気 榎本淳子・藤澤 文(編) 『エビデンスベースの教育心理学―心身の発達と学習の過程―』 ナカニシヤ出版 pp. 116-130.
  • 鈴木朋子・名取洋典 (2021). 漢字の読み能力から知能を推測する試み――JART開発者・松岡恵子へのインタビューから――横浜国立大学教育学部紀要I(教育科学), 4, 110-126.
  • 名取洋典 (2021).  青年期Ⅰ 中道圭人・小川翔大(編) 『教育職・心理職のための発達心理学』 ナカニシヤ出版 pp. 133-149.
  • 名取洋典 (2022). COVID-19に関するうわさのSNS上での拡散についてのシナリオ実験――内容のネガティブ・ポジティブさと信用度に着目して 医療創生大学研究紀要, 2, 69-79.
  • 鈴木朋子・名取 洋典・高砂 美樹 (2023). 子どもが描く人物画の変遷: DAMグッドイナフ人物画知能検査日本版開発者・小林重雄へのインタビューから 横浜国立大学教育学部紀要I(教育科学), 6, 134-154.
  • 名取 洋典・鈴木 朋子・高砂 美樹 (2024). 心理学研究者と現場との関り――田中教育研究所と鈴木清博士―― 医療創生大学研究紀要, 4, 98-118.

◎主な学会活動
日本心理学会、日本教育心理学会、日本発達心理学会、日本心理臨床学会、日本パーソナリティ心理学会、日本子育て学会、日本教育工学会、初年次教育学会
◎その他
公認心理師
日本サッカー協会登録サッカー2級審判員,2級審判インストラクター