大学院

教育方針(3つのポリシー)

理工学研究科は、本学の教育理念・目的と教育方針を根本に据え、学士課程において専門分野で培った力 を発揮して、より一層の深い学識さらには優れた研究開発能力を身につけ、理学と薬学さらに工学を統合し た科学技術による先端的分野の開拓に挑戦でき、時代と地域社会の要請に対応しうる科学者・技術者を養成 することを目的としています。

ディプロマポリシー (学位授与方針)

理工学研究科は、その教育目標に基づいて、以下のような能力を身につけ、かつ所定の単位を修得した学 生に修了を認定し、学位を授与します。
  1. 物質に対する理学的な理解力と探求力および新物質や新機能の開発力を身につけている。
  2. 物理工学における基礎的思考能力と広い応用力を身につけている。
  3. 生体物質の構造と機能に関する高度の知識と研究力、無機化学、有機化学、生化学、物性科学についての深い理解と新物質・新機能の開発力を身につけている。
  4. 電子情報科学・電子工学・機械工学の専門領域における高度な理論と科学技術を創造的に展開できる能力を身につけている。
  5. 日本語による論理的な表現力、プレゼンテーション能力、および専門分野における外国語によるコミュニケーション能力を修得している。
  6. 理工学分野の課題に対する問題解決能力および問題解決に向けた指導力を身につけている。

カリキュラムポリシー (教育課程の編成・実施方針)

理工学研究科では、その教育目標を達成するために、以下のような方針に基づいて教育課程を編成・実施します。
時代と地域社会の要請に対応できる専門的な研究者・技術者を養成するために、「専門基礎科目(必修)」「専門選択科目」「特別研究および研究講読」からなる教育課程を体系的に編成します。

  1. 専門基礎科目として、物質理学と物理工学の両専攻共通6科目「有機化学特論」「生化学特論」「化学計測特論」「電子物理学特論」「理数工学特論」「力学特論」から2科目を選択必修として大学院における専門基礎教育を行います。
  2. 物質理学の専門分野では、「物理化学」「生命科学」「物質構造」「薬学」をキーワードにした専門選択科目を設置します。
  3. 物理工学の専門分野では、「情報科学」「電子工学」「機械工学」「材料工学」をキーワードにした専門分野を設置します。
  4. 各専攻において、「特別研究I・Ⅱ」「研究講読I・Ⅱ」を通して実践的な能力を養い、問題解決能力やコミュニケーション力を身につけさせます。
  5. 個々の研究テーマに沿った研究分野の調査、研究計画の作成と実施、さらには研究報告・論文作成を指導することで、より深い学識と優れた研究開発能力を身につけさせます。

アドミッションポリシー (入学者受入方針)

理工学研究科は、その教育目標を達成するために、以下のような人の入学を希望します。

  1. 本学の教育理念・目的である「科学的根拠(サイエンス)に基づいた術(アート)を備えた慈(ハート)愛のある医療人の創生」を十分に理解できる人
  2. 理学・工学・薬学の最先端分野の研究開発に強い関心を持つ人
  3. 明確な進学意識を持ち、研究開発に積極的に取り組む意欲のある人
  4. 理工学分野、あるいは生命科学分野の高度な専門知識と問題解決力を身につけ、継続してキャリアの向上を目指す社会人