健康医療科学部

国家試験対策(卒業生インタビュー)

理学療法学科の国家試験対策

卒業生インタビュー

理学療法学科の国家試験対策について、卒業生に伺いました。

加藤 恵美 2024年3月 理学療法学科卒業
(福島県立福島西高等学校出身)
金野 あやみ 2024年3月 理学療法学科卒業
(茨城県立日立北高等学校出身)

Interview 1 国家試験を終えて

Q. 今の率直な気持ちはいかがですか?

加藤:解放感と空虚感のような・・どっちもあります(笑)

金野:私も同じく解放感はありますが、不安症なところもあって、ちゃんと確認はしたのですが、名前をちゃんと書いたかなとか受験番号間違いなく書いたかなとか・・。

Q. 最後の臨床実習が終わってから本格的な国家試験対策が始まったと思いますが、どのように学習に取り組みましたか?

金野:始める時はみんなと同じ時期だったと思います。ただ私は1 回学習しただけでは分からないという認識があって、隙間時間に勉強をするのが好きなので少しずつ学習を積んで行きました。

加藤:私は大学で決められたスケジュールを参考にしながら、少し早めに学習を進めました。性格的に決められたものを早く終わらせてから、もう一度しっかり、という形で勉強を進めたかったので、対策本の1周目は意識して早めに進めました。

Q. 金野さんは茨城県にあるご実家からバスや電車を利用しての通学だったと思います。移動時間を有効に使うような工夫などはありましたか?

金野:日にもよりますが、体力的に余裕があるときはテキストを読み返したり、ちゃんと理解できているかなぁと参考書を復習していました。眠くない時は、の話ですが・・ 逆に疲れているときは、少し目を閉じて休む時間を作ったりしていました。

Q. 国家試験対策を振り返って、これが良かったということはありますか?

加藤:ちゃんと寝ること・・かと思います。先生からもそう聞いていたし、私自身も睡眠がしっかり取れていないと効率が下がってしまうので、大事にしていました。

金野:そんなに詰め込みすぎず、というのを意識していました。

Interview 4 国家試験に向けた学習スケジュール

金野:基本的には大学にいる間は、定められたスケジュールを定められた時間で行っていました。電車の中ではWeb ドリルを解いて、帰宅後にまた対策本を進めるという形でした。

加藤:私は1限から4限の間で1日に決められているページ数を進めて、復習をして、早く終われば次の日の内容を進めるという形で取り組みました。放課後も大学で勉強をしていたので、そこで出来るところまで勉強を進めて、家に帰ってからは何もしない、とメリハリをつけていました。

Interview 3 休日の過ごし方

加藤:土日も可能であれば大学に来て勉強していました。 ただ日によってあまり気分が乗らないなぁとか、やっても進まないなぁと言うときにはダラダラせず帰宅していました。

金野:私は、土日はちょっと多めに睡眠時間をとって、平日ほどではありませんでしたが、ある程度これまでの復習だとか、問題を少し解いてみたりというように過ごしていました。

Q. ストレス発散に意識していたことはありますか?

加藤:国家試験対策として組み込まれていた「フィジカルアクティビティー」をグループのメンバーと大切にしていたので、金曜日は遊ぶ!というふうに切り替えていたのと、もう嫌だなぁ・・となった時は夜ちょっとお散歩に行くとか、あとは人と喋る!などをしていました。

金野:ネットとかそういったことが趣味なので、動画鑑賞をしたりたまにゲームをしてログインボーナスをもらったり(笑)

Interview 4 グループ学習と個人学習

加藤:個人学習で対策本を1 周〜2 周した後に問題を出し合ったりしようとグループで話し合いをしていました。1人でやるときには、自分が苦手な範囲やよく間違ってしまう問題を繰り返し行っていました。対策本で不足している箇所を他の教材や模試の復習で補うように勉強し、その中で知らなかったことや勉強になったことをグループのみんなに教えたり、クイズのような形で「これ知ってた?」と、今振り返れば雑談に近かったかもしれませんが一緒に話をしながら進めました。

金野:学習の繋げ方としては、個人学習でインプットをしてからグループ学習でこれをアウトプットしてみようと決めて行いました。その中でグループ学習としては「これはこうらしいよ!」とかそういう話し合いの中で知識が増えたり、記憶できた印象があります。みんなの苦手なところは結構共通していて、自分がすごく助かったと思ったことがありました。グループ独自の語呂合わせを作ったり、みんなが紙に書いて壁に貼ってくれたりして、それで覚えられた内容もありました。

加藤:グループでの勉強って本当に大事だなぁと思ったことがありました。模試の前、国試前もそうでしたが、グループ学習で友人と話しているとどんどん連想ゲームみたいになっていって、いろいろな知識がつながっていくんですよね。実際にグループで話していた内容が模試や国家試験の本番でも出題されました。問題が解けること自体も嬉しいし、その後みんなで喋って一緒に感動して。またみんなで頑張ろうと思えました。

Interview 5 具体的な学習量

加藤:基礎医学、臨床医学のテキストはそれぞれ10周、基礎理学療法学、障害別治療学のテキストは7〜8周反復しました。年明けからは過去問を集中的に対策して、直近5〜6年の過去問については暗記になってもいいから満点が取れるようにという意識で取り組みました。過去10 年くらいになると教科書が変わっている部分もあるので、満点とまで行かなくても、それに近い点数を取れるよう繰り返し学習しました。合計したら過去問も5〜6回は解いたと思います。

加藤さんの学習ノート

金野:Web ドリルについては電車の中だけでなく大学にいる間も比較的解いていました。私は問題をどんどん解いて知識を積み上げていくタイプなので、対策本をある程度終わらせた後にWeb ドリルを何回も何回も解いて、そこで本当に苦手な箇所についてもう1 度参考書を読んでまた問題を解く、というのを出来るようになるまで繰り返していました。国家試験直前には、どうしてもここだけはできないという内容だけを集めて小さいノートを作成し、どこでも見られるようにして学習したのが点数アップにつながったと思います。

金野さんの学習ノート

Interview 6 国家試験当日

Q. 国家試験前日に全員でバスで試験地に向かい同じホテルに宿泊し、当日も一緒に会場に向かいました。当日はいかがでしたか?

加藤:そんなに緊張しませんでした。周りの方が緊張してて(笑)。同級生みんな同じ教室で受験できて、何回も受けてきた模試と似た環境だったのでとてもホームで、ご飯もちゃんと食べられました!

金野:前日にこれまで一緒に勉強してきたグループのみんなと一緒に気合いを入れまくって(笑)。みんなで好きなものを買って食べたり、それでだいぶ緊張が解けたのもありましたし、みんなで何とかなるだろう!と話してすんなり寝ることができました。当日は、朝や試験中は大丈夫でしたが、試験が終わった後に「あれ?大丈夫かな・・?」と急に不安になったりしました。

Interview 7 後輩へのメッセージ

金野:本末転倒にならないように、無理をしすぎず。休むときは休んでメリハリをつけるのが大事かと思います!

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