医療創生大学

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楽しい臨床実習について考える

健康医療科学部 作業療法学科  慶徳 民夫 講師 WEB
 

 作業療法士になるためには(正しくは,作業療法士国家試験の受験資格を得るためには),養成校を卒業するまでに計22単位の臨床実習を履修しなければなりません.22単位というのは単位数ではもっとも多い科目であり,臨床実習はとても重要な位置づけであることがわかります.実習は大学での座学とは異なり,対象者(患者様)と直接触れ合います.

 また,多くの病院・施設職員との出会いの場でもあります.作業療法士になるための知識や技術はもちろん,医療従事者としてのルールやマナーも実践しながら学んでいきます.時折,「人と話すことが苦手」という学生さんがいるので,充実した臨床実習とするためのコツをお教えいたします.それは,「普段から他者と積極的に話す」ことです.普段していないことは,本番(実習)でもできません.老若男女,苦手な人,怖い人・・・多種多様な人と話すトレーニングを普段からしていれば実習は格好のお披露目の場,つまりトレーニングの成果を試すワクワク感満載の場となるでしょう.楽しい臨床実習にできるかどうか,それは普段からのあなたの心がけ次第ですよ!

 

 
2021.12.16