⼤学で学ぶ薬理学をもとに、薬の初歩について勉強します。また、薬には⾊々な剤形、例えば飲み薬、貼り薬、吸⼊薬、注射薬、坐薬などがありますが、なぜそのような剤形があるのかを簡単に勉強します。
薬学部では、高校生に薬学分野への興味を深めてもらう目的で出前講座を開講しています。
- 対象:高等学校(総合演習、進路研究、保護者向けの会合等)
- 時間:50~90分程度
- 規模:クラス単位または学年単位
- 講演料:無料
- 使用機材:パソコン、プロジェクター、スクリーン等(※担当講師によって異なります。)
出前講座のタイトルおよび詳細
⼈類の歴史は感染症との闘いと⾔われますが、⼈類を苦しめてきた数々の感染症(伝染病)について、ペスト、天然痘、マラリア、スペイン⾵邪から新型コロナ感染症等々まで、PPT画像を中⼼に分かりやすく紹介解説します。併せて、中世ヨーロッパで⾏われていた現代では考えられない治療法の数々ついて紹介します。
私たちの健康に⽋かせないビタミンとは? コロンブスやマゼランの⼤航海時代の『壊⾎病』から、『江⼾煩い』と呼ばれた『脚気』にまで遡って、ビタミン⽋乏症と森鴎外や鈴⽊梅太郎博⼠らが登場する幕末から明治維新に⾄るビタミン発⾒に纏わるエピソードを紹介します。
1928年夏、フレミングにより初めての抗⽣物質ペニシリンが発⾒されます。これにより⼈類は多くの感染症の恐怖から解放されることになりました。この講座ではフレミングによるペニシリンの発⾒の経緯から、耐性菌登場のメカニズムからエイズやマラリア、インフルエンザなど、21世紀の感染症問題についても併せてお話します。
私たちがふだん利⽤する"薬"はどのような経緯で発⾒されてきたのでしょうか。古代エジプトの治療の様⼦からアスピリン開発まで・・"薬"にまつわるエピソードをとりあげながら紹介します。
皆さんの体には存在する⽣命活動を維持する仕組みが崩れると体調が悪くなったり、病気になったりします。その状態を薬で善くしていくのが薬物治療です。そのような体の仕組みと薬が効く仕組みを⾝近な例(⾵邪、発熱)を挙げて解説します。
薬学部における教育内容や現在の薬剤師に求められている能⼒について解説します。それら能⼒の中で特に必要とされているコミュニケーション能⼒について詳しく考えてみます。加えて、講師の研究分野と関連する薬について解説し、その作⽤をどのように説明すれば「なぜ薬が効くのか」を患者さんに分かって頂けるかを考える演習を⾏います。
⾝体は様々な因⼦により調節され、正常な状態を維持しようとします。そのような⾝体を調節する因⼦の⼀つであるホルモンに注⽬し、「ホルモンとは何か」「どのようなホルモンがあるのか」「ホルモンはどのように⾝体を調節するのか」などを解説します。
現在使⽤されている薬の中には微⽣物が産⽣する化合物から作られています。それらには抗菌薬や抗寄⽣⾍薬、免疫抑制剤、抗がん剤などが含まれ、医療の現場で広く利⽤されています。それら有⽤化合物について講師の研究内容も交えて紹介します。
世界の中で⼈間の死亡原因の1位は病原微⽣物が起こす感染症によるもので、その中で最も危険性が⾼い三⼤感染症はAIDS、結核、マラリアです。これらの中、⽇本でもいま若者の中で問題になっているのはAIDSです。AIDSの危険性および予防について詳しく講義を⾏います。⼀⽅、薬の発⾒には意外と毒物が関連しています。発想の転換から⽣まれた薬についてその誕⽣秘話を皆さんに講義します。
健康⾷品で病気は治せるの!?健康⾷品と医薬品の違いや、それらの使い分けについて考えてみましょう。⾷品に含まれる成分をヒントに作られた医薬品についても紹介します。
表⾯処理技術の分類など基本的な事項に加え、様々な表⾯処理法の原理や事例について紹介します。
特殊加⼯と総称される⽐較的新しい加⼯技術の種類・原理について講義し、さらに最先端の加⼯法についても紹介します。
薬学部で物理を勉強するの?薬剤師を⽬指す上で物理の知識が必要なの?そんなことを考えたことはありませんか?本講義では、物理ってどのような学問なのか、さらに薬学部における物理学の位置付けについて説明します。
この講義では、「薬学の基礎知識」として漢⽅薬についての講義を⾏います。この他、薬剤師の仕事や、薬学部の学⽣に対する講義や実習の⾵景についても紹介します。
講師は20年強にわたり秋⽥県職員として、⾷品研究所(県公設試)研究員および科学技術と⾷品産業振興を業務とする職員としての勤務しておりました。薬学部すなわち薬剤師の進路は病院・調剤薬局・ドラックストア以外無いように思われがちですが公務員(⾏政)分野でも活躍できる可能性があることを紹介します。
生理的機能を訴求する食品には、「特定保健用食品(特保)」とともに、紅麹エキスで有名になってしまった「機能性表示食品」があります。後者では制度の見直しは避けられないと思いますが、今後の動向も含め食品に機能性を謳うことについてお話しさせていただきます。
私たちの⽣活において⾝近にある薬、実はその薬について知っているようで知らないことが沢⼭あります。この講義では、薬を扱う薬剤師の歴史を通して薬剤師の仕事と正しい薬の服⽤⽅法について解説します。
我々の身の回りには放射線を放出する放射性物質が存在し、微量ではありますが常に放射線により被ばくしています。一方で、医療の分野では病気の検査や治療に放射線の性質が活用されています。放射線の基礎と放射線を利用した最新の治療法を合わせて解説します。
みなさんは、「親ガチャ」という言葉を知っていますか?また、使ったことがあり ますか?子どもは親を選ぶことはできませんが、実は親は子どもを選ぶことができます。 「親ガチャ」について、そして「生まれてくること」について、生物学・生命科学の視点 からみなさんと考えたいと思います。
私たちの生活に身近な感染症を題材に、感染症の歴史、文化との関係、気候変動およびグローバル化が感染症に与える影響について解説します。本講義では、特に地球温暖化による感染症媒介生物(特に蚊)の分布の拡大や、COVID1-19に代表される、グローバル化に伴う急速な感染拡大を通して、感染症に備えることの重要性を一緒に考えたいと思います。
文学作品や歴史文化的文脈を通じて、イギリスのアイデンティティや社会の発展とその影響を考察します
奈良、春日大社にゆかりの美しい絵巻を、「鑑賞」するのではなく「読」んでみましょう。
シェイクスピアの劇作品は世界中の人に愛され、各国で映画化はもちろんさまざまな媒体で表現されています。日本にも歌舞伎・能・狂言など伝統芸能の特徴を用いた演出の成功例が多々ありますが、シェイクスピアのもつ異文化を超えるコミュニケーション力について考えてみます。
トレーニング構成の基本的な説明から、スポーツ大会で良い結果を出すための方法(コンディショニング)を解説します。
短距離走を速く走るためのコツを伝授します。
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