このセンターは、昨年12月に文部科学省の公募事業「平成23年度 大学等における地域復興のためのセンター的機能整備事業」に選定された取組「福島県いわき地域の大学連携による震災復興プロジェクト」を実施するためのもので、次の4つの事業を活動の柱にしています。
1.放射線・放射能測定及び軽減に関する研究事業
○食品・環境中の放射性物質のモニタリング手法の研究
○放射線物質の負荷軽減技術の開発
○放射能検査体制・制度整備による地域産業再生
2.震災記録の保存事業
○「いわき震災資料室」の設置、震災資料のデジタル・アーカイブ化
○いわき七浜復元プロジェクト
3.被災地の情報発信による観光まちづくり事業
○地域情報メディアと連携した、放射能及びいわき地域に関する情報の国内外への発信
4.被災障がい者自立支援促進事業
○被災した障がい者自立のためのプラン作成、ネットワーク整備、小規模作業所の事業安定化支援
食品等の放射線測定は本学で昨年夏から実施していましたが、3月に機器が大幅に増強されたことを受け、いわき市と連携しながら同日より一般からの測定受け入れを開始しました。
開所式では、いわき明星大学の関口武司学長が「このセンターを両大学が復興を行うシンボルとし、地域の皆さまの要望に広く応えていきたい」とあいさつし、東日本国際大学の田久昌次郎学長は「両大学の持つ英知を集約し、復興に寄与したい」と抱負を述べました。
式の終わりには、両大学の連携と、地域との絆という思いを込め、テープカットならぬ「むすぶ式」を挙行。力強く結ばれたテープを手に、両大学学長が固い握手を交わしました。
いわき地域復興センター事務所
福島県いわき市平上荒川字長尾74-8 アドレス中央ビル1F(常磐交通観光さんのあるビルです)
電話 0246-38-7132
Web http://www.revive-iwaki.net/

開所式では両大学の学長ら(中央)による事業説明が行われました

大学間の連携と、地域との絆への思いを込めた「むすぶ式」