医療創生大学いわきキャンパス

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薬学部「第23回生涯学習研修会」を開催しました
2019.03.15 17:40
 3月7日(木)に「薬学部第23回生涯学習研修会」を開催しました。
 今回は、東北大学大学院医学系研究科教授 谷内一彦先生をお迎えし、「ヒスタミンと抗ヒスタミン薬に関する最近の話題」と題して、講演していただきました。ヒスタミンは1936 年にノーベル生理学・医学賞を受賞したSir Henry Daleにより作用が見出され、ヒスタミンH1、H2受容体拮抗薬は、1957年、1988年にノーベル生理学・医学賞を受賞したDaniel Bovet、Sir James W. Blackにより作られました。ヒスタミンはアレルギーの起因物質として「悪玉」のように考えられていましたが、最近、ヒスタミンの生理作用は生体にとって多くの有益性を持つことが判明してきました。そのため、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患ガイドラインでは中枢移行性の少ない非鎮静性抗ヒスタミン薬が推奨されています。講演では、ヒスタミンの生理作用と抗ヒスタミン薬について最新の知見を紹介していただきました。
 研修会では、本学出身の薬剤師の方々をはじめ、地域の皆様約80名が熱心に聴講されていました。
 なお、この研修会は、日本薬剤師研修センターの研修認定薬剤師制度(集合研修1単位)、および日本病院薬剤師会生涯研修認定単位(1単位)の認定を受けています。
 

主催 いわき明星大学薬学部
共催 (財)日本薬剤師研修センター、福島県病院薬剤師会、(一社)いわき市薬剤師会
 
谷内先生による研修会用様子