医療創生大学

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今日の大学(4/10)
2020.04.10 14:00

4月10日(金)

いまさらながら、医療創生大学には薬学部があるので、薬用植物を紹介しております。今日は薬用植物園に咲いていたタンポポを紹介します。タンポポは私たちにとっても身近な存在ですよね。薬学部で発行している「薬学ブレティン」に本学の松本教授が紹介していたタンポポの説明を添えてご紹介します。

 
(以下、「薬学ブレティン」松本司教授より)
キク科の多年草。漢字で書くと「蒲公英」、これでタンポポと読みます。皆さん、読めますか?
古来より日本に生育していた在来種のニホンタンポポと、外来種のセイヨウタンポポがあります。早春に花を付け、花びらの付け根の総苞(そうほう)が反り返っていないものが、ニホンタンポポです。
外来種は繁殖力が高く、日本古来のタンポポを駆逐する勢いです。ニホンタンポポは花粉を受粉しないと種ができませんが、外来種は受粉を経ずにそのまま遺伝的に同一な「クローン」種子を結実します。ミツバチなどがいない都市部の空き地でも繁殖できるのはこのためです。さらに、外来種の種は極めて軽く風に乗ってどこまでも飛んでゆきます。既に国内のタンポポの9割は、外来種でしょうか。一抹の寂しさを感じます。
このタンポポ、葉や根の部分を薬用とし、生薬名は、蒲公英(ホコウエイ)。
漢方薬としては、江戸時代に京都で活躍した漢方医、奥劣斎(おくれっさい)が、母乳の出を良くする目的で蒲公英など5種類の生薬を配合した蒲公英湯を考案しましたが、残念ながら現在ではほとんど用いられていません。