医療創生大学いわきキャンパス

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発達障害作業療法領域の研究について
2020.06.23 17:00
北山 淳 教授

発達障害作業療法領域の研究について

私は今までの研究として発達障害の社会支援に関する作業療法研究、また、それらの土台となるメカニズム解明を基本としていました。

発達障害は、白黒がはっきりするものではなく、特徴も程度も個人差が大きいという性質があります。

そのため、診断に関わらず、一人一人の等身大を理解した上で2次的な問題を防ぐことも重要だと捉えています。

また、将来的な特性や乳幼児期からの発達という観点を重視して発達研究や脳波などの認知機能の研究も行っております。

これらにより、成長発達していく部分を作業療法に応用できるように、変わらない部分に分けて、これから付き合う部分と治療する部分、さらに身につける部分というような方向性が見えやすくなるように取り組んでいます。

このテーマには、多くの人や様々な専門家が関わりますので、幅広く共通理解が得られますように科学的な根拠に基づいた上で多くの人に公平に利益となるように心がけています。