医療創生大学いわきキャンパス

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今日の大学(7/13)
2020.07.13 14:15

7月13日(月)

今日は、薬草園で栽培されている『コガネバナ』が綺麗な花を咲かせていたのでご紹介します!
 
 
 
(以下、「薬学ブレティン」 松本 司 教授より。)
コガネバナ
学名 Scutellaria baicalensis
コガネバナ、シソ科の多年草。学名(種小名)のbaicalensis は「バイカル地方」の意味。学名の通り、ロシア南部のバイカル地方から中国北部・モンゴル地方が原産地。徳川吉宗の時代に朝鮮から種が輸入され小石川御薬園(現・東大小石川植物園)で栽培が行われ国内に広がりました。
コガネバナの名前から黄金のような黄色の花を思い浮かべる方もいらっしゃるようですが、青紫色の花です。和名のコガネバナは、根の断面が鮮やかな黄色であることに由来するといいます。根を乾燥したものが生薬の「黄芩(オウゴン)」です。漢方では、清熱作用、抗炎症作用があるとされ、有名な小柴胡湯の構成生薬の一つです。