医療創生大学いわきキャンパス

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「精神看護学」とは「こころに障がいがある人」への支援である
2021.01.08 15:00
野崎 裕之 講師

 私の専門は、「精神看護学」です。この領域では、「こころに障がいがある人」が、その人らしく日常生活を送るために支援しています。こころに障がいがある人は、食べることや寝ること、人と話すことなど、病気の症状だけに留まらず、日常生活の様々な部分によくない影響がでてきます。そのような方々への支援方法として、「セルフケア」という考え方があります。これは「自分自身をケアすること」であり、このセルフケアが病気やケガによってできなくなったときに、対象者自身でできることは看護職が見守りを行い、できない部分に対して看護職は援助します。

 こころに障がいがある人は、病気の症状はあっても、健康な方と変わらない部分も数多くあります。よって、精神看護学では、こころに障がいがある人に対して、その人らしさを尊重しつつ、全人的(身体的、精神的、社会的)な視点で丁寧にアセスメントを行い、その人をより深く理解できるような看護職の養成を目指しています。

 ぜひみなさんも魅力あふれる医療創生大学看護学部に入学して、精神看護学について一緒に学びませんか。