開催にあたって、関口学長からの挨拶、学科主任の富田教授による心理学科の紹介の後、東京学芸大学名誉教授・大学入試センター特任教授 上野一彦先生による特別講演が行われました。テーマは「特別支援教育の現状と今後の展望」。上野先生は講演の中で最新の研究成果と学説との比較や、実際に経験の中から得られた例を具体的に交えながら「障害」についてのお話しをしてくださいました。
また、イベント後半では上野先生の講演を受けて、「発達障害児の包括的理解と支援」と題して静岡英和学院大学人間社会学部講師 日比 優子先生 筑波大学大学院教育学研究科教授 石隈 利紀 先生 Space Zero Pdd心理教育研究所所長 水野 薫先生らをお迎えし、シンポジウムを行いました。
本学心理学科はこの10年間、地域に根差した人材を輩出することを主軸に、心理学の様々な分野を総合的に学べる学科として歩んできました。今後もこの専門性・多様性を生かし、地域の小中学校のスクールカウンセラーや、震災支援のメンタルケア活動等を通し、地域の皆さまのニーズにより即した学科として、地元に貢献していきたいと思います。

記念シンポジウムの様子