2026年7月23日、看護学科1年生の「基礎看護援助論」において、患者理解をテーマとしたシミュレーション演習を実施しました。
今回の演習では、入院中の患者さんを初めて訪問し、ベッドサイドでコミュニケーションを図る場面を設定しました。学生は看護学生役となり、患者さんの表情や言葉、反応を丁寧に捉えながら、その思いや不安を理解するための関わりを実践しました。

<事前打ち合わせおよび模擬患者とのシミュレーションの様子>
演習は、事前のブリーフィング、シミュレーション、振り返りを行うデブリーフィングの流れで進めました。学生は、患者さんへの声のかけ方、話を聴く際の姿勢、会話の進め方などについて、模擬患者役や観察者役から意見を受け、自らの関わりを振り返りました。
1回目の演習後には、グループ内で良かった点や改善すべき点を整理しました。その学びを生かして2回目の演習に取り組むことで、患者さんの反応に合わせた声かけや、思いを引き出すための質問など、より患者さんに寄り添ったコミュニケーションを考える機会となりました。

<振り返り(デブリーフィング)の様子>
今回の模擬患者役には、教務学生課や企画課の職員も参加しました。学生にとって、普段接している教員とは異なる職員を患者役として関わることにより、実際の臨床場面に近い緊張感の中で学ぶ貴重な機会となりました。また、演習の最後には、模擬患者役を務めた職員から、これから臨む「早期臨床実習」に向けて、温かい励ましの言葉がかけられました。学生たちはその言葉を真剣に受け止め、実習に向けて気持ちを新たにしている様子でした。
本学では、教員だけでなく、事務局職員を含む大学全体が一丸となって、学生一人ひとりの学びと成長を支援しています。今後も、講義や演習で学んだ知識や技術を実践につなげる教育を通して、患者さんの思いを尊重し、寄り添うことのできる看護職の育成に取り組んでまいります。