医療創生大学いわきキャンパス

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今日の大学(12/7)
2021.12.07 10:36

朝のニュースで、今日から二十四節気(季節を表す言葉)の「大雪(たいせつ)」に入ると聞きました。その割には暖かいですよね。

さて、今日の話題は、
大学院理工学研究科 物質理工学専攻 博士課程3年生の菊池槙子さんの論文が、国際結晶学連合(IUCr)が発行する学術雑誌 Acta Crystallographica Section F に掲載されたことについてお伝えします。

掲載された論文の研究は、遺伝子変異の原因となるDNAの損傷を修復するMGMTと呼ばれる酵素の立体構造を決定し、その中でチロシンというアミノ酸の存在が、酵素の働きを酸化剤から保護していることを明らかにしたものです。

菊池さんは、薬学部4年生の時に茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)のサマーセミナー(サマーチャレンジ)に参加したことがきっかけで研究の世界に惹かれ、学部卒業後、大学院に進学しました。

「研究は思い通りに進まず大変な場面も多々あるけれど、予測できなかったことが見つかる場合もあって、面白いです」と菊池さん。大学院卒業後も、引き続き研究は続けていきたいと話していました。
 
今回論文が掲載された、菊池槙子さん(大学院 理工学研究科 物質理工学専攻 博士課程3年生)