本学が立地する「いわき市中央台」にデジタル技術などを活用した「スマートタウン」構築への取り組みが始まりました。スマートタウンとは、IoT(Internet of Things)の先端技術を用いて、基礎インフラと生活インフラ・サービスを効率的に管理・運営し、環境に配慮しながら、人々の生活の質を高め、継続的な経済発展を目的とした新しい街のことです。
今回、スマートタウンの魅力を発信し、より多くの方に知ってもらうためのキックオフシンポジウムが開催されました。シンポジウムではこの事業のコンソーシアム委員である心理学部 中尾 剛 教授(専門:コンピュータネットワーク)より「みんなでつくる未来のまち~ネットワーク技術で広がるスマートタウンの世界~」と題して基調講演がありました。
基調講演を行う中尾剛教授
その後、「デジタル技術によるいわきニュータウンのこれから」と題して中尾教授がコーディネータを務め、パネルディスカッションが開催されました。同パネルディスカッションのパネリストには、心理学部4年生の小松愛華さんと吉田莉菜さんも、中央台に居住する住民として、これからのいわき市を担う若者として、また心理学を専攻している学生として参加しました。心の健康や世代を超えたコミュニケーションのあり方などの観点から、どのようなスマートタウンを構築していくのが良いのか、フロアを交えて様々な意見が述べられました。
パネルディスカッションの様子
コーディネーターの中尾先生と、パネリストとして発言する小松さんと吉田さん
快適で安全なスマートタウンはICTによる仕組みだけではなく、住民のコミュニティー構築も大切です。今後も心理学部としてこのプロジェクトに深く関わっていきたいと思います。
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