看護学科4年生の4月には、選択科目の授業が開講され、自らの興味関心に応じて深めたい分野の講義を選択して履修することができます。クリティカルケアはその選択科目の一つであり、急性期看護に興味のある学生が履修しています。
本講義では、2年次に学んだ心肺蘇生(一次救命処置:BLS)よりも、薬剤や電気ショック等のさらに深い知識を必要とする二次救命処置(ACLS)にも触れ、演習を通して理解を深めました。また、災害時のトリアージに関する実践的な演習も行い、一次トリアージ(START法)および二次トリアージ(PAT法)について体験的に学びました。
履修した学生からは、「胸骨圧迫、EC法、AEDの使用方法、フェイスシールドの活用など、心肺蘇生に関する知識を深めることができた」「実際にトリアージを体験することで、災害看護に対する興味がさらに高まった」といった感想が寄せられました。演習に取り組む学生たちの姿は、来年には医療現場で活躍する頼もしい姿を想像させるものでした。
看護学科では、卒業生の多くが急性期医療の分野で活躍しています。4年生の皆さんには、臨床現場で即戦力と認められるよう、興味のある分野を自ら積極的に学び深めていってほしいと願っています。本学では、急性期医療の現場を経験してきた教員たちが、学生の皆さんの学びを全力で支援します。


<写真1 心肺蘇生法①> <写真2 心肺蘇生法②>



<写真3 トリアージ法①> <写真4トリアージ法②> <写真5トリアージ法③>