8月4日(月)に、福島県立いわき総合高等学校の皆さんが、医療セミナーの一環として医療創生大学の見学にお越しくださいました。
看護学科では、「“生きている”を感じよう!」をテーマに、長谷川幹子看護学部長による模擬講義を実施しました。参加した高校生の皆さんは、バイタルサインの演習を通して、人の「いのち」が日々の観察やケアによって守られていることの大切さを実感していました。
講義後には、「実際に体験することで、看護の仕事に興味が深まった」「命のサインを感じるというテーマが印象的だった」といった感想が寄せられ、看護の専門性ややりがいに触れる貴重な時間となりました。
講義後には、「実際に体験することで、看護の仕事に興味が深まった」「命のサインを感じるというテーマが印象的だった」といった感想が寄せられ、看護の専門性ややりがいに触れる貴重な時間となりました。
長谷川学部長が学生たちに対してバイタルサインの一つひとつが「いのちのサイン」であることを熱心に教授している様子です。参加した高校生たちは、実際に器具を使った演習を通して、看護の役割や身体の変化を読み取る力の重要性を実感していました。

<長谷川幹子看護学部長がバイタルサインについて教授している様子>
学生たちは、光の刺激によって瞳孔が収縮する反応を実際に見て、「身体がどのように外部の刺激に反応しているか」を視覚的に理解することができました。看護の現場では、意識レベルや神経系の異常を確認するために重要な観察項目です。

<「対光反射」の観察方法を学んでいる様子>
打診器を用いて膝蓋腱を打ち、膝が自然に伸展する「膝蓋腱反射(しつがいけんはんしゃ)」を体験する演習も行いました。学生同士で交互に打診を行いながら、神経の働きや筋肉の反応を観察することで、人の身体のしくみを実感していました。

<打診器を使って膝蓋腱反射を確認する様子>
教育用聴診器(二人同時聴診器)を使用して、学生同士が同時に同じ心音を聴き取り、拍動のリズムや音の違いを確認している様子です。2人で一緒に「いのちの音」を感じ取る体験は、看護の原点である「気づき」と「共有」の大切さを学ぶ機会となりました。

<教育用聴診器で「いのちの音」を共有する体験をしている様子>
写真撮影:看護学科 後藤 恭一教授
福島県立いわき総合高等学校のみなさん、ご来学いただきありがとうございました!