【看護学科】学園祭で「ゲートキーパー」周知イベントを実施しました! | 医療創生大学

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【看護学科】学園祭で「ゲートキーパー」周知イベントを実施しました!
2025.10.11 09:00
 
 看護学科では、2025年10月5日(日)に開催された学園祭において、いわき市保健所との共同開催により、「クイズで学ぼうゲートキーパー!」と題した周知イベントを実施しました。
この取り組みは、学生や地域の方々に「ゲートキーパー」の役割とその重要性を身近に感じてもらうことを目的としたもので、後藤恭一教授、稲毛映子准教授、長谷川幹子学部長、野崎裕之学科長が中心となって企画・運営しました。
 
◆ ゲートキーパーとは
 ゲートキーパーとは、自殺を考えている人にいち早く気づき、声をかけ、話を聴き、必要な支援につなぎ、見守る役割を担う人のことです。特別な資格や専門知識がなくても、身近な人の小さな変化に「気づく」ことが、支援への第一歩となります。
 
◆ イベントの概要
 当日は午前10時30分・正午・午後2時の3回にわたり、来場者が気軽に参加できるクイズ形式でゲートキーパーの基本的な考え方を紹介しました。参加者はQRコードからクイズに回答しながら、「ゲートキーパーの5つの役割(気づき・声かけ・傾聴・つなぎ・見守り)」を学び、正答者には記念品も配布しました。多くの学生や地域の方が立ち寄り、関心を寄せてくださいました。
 
◆ 来場者の声
「ゲートキーパーという言葉を初めて知った」
「自分でもできることがあると感じた」
といった声が寄せられ、心の健康や命の支えについて考えるきっかけとなりました。
 
◆ 看護学科教員から高校生・保護者の皆さまへ
 看護学科では、心の健康を守ることを、医療職だけでなく一人ひとりが担える大切な役割と考えています。ゲートキーパーは、特別な人がなるものではなく、「身近な人に気づき、声をかけ、話を聴く」ことから始められる取り組みです。
 高校生の皆さんにも、友人や周囲の小さな変化に目を向けることで、大切な誰かの支えになることができます。そして、保護者の皆さまにとっても、お子さまやご家族の心のサインに気づき、寄り添うことは大きな力になります。
 
 看護学科では、こうした命と心を支える取り組みを学びの中でも大切にしています。医療や福祉の現場で活躍するための専門性だけでなく、人と人とをつなぎ、支える力を育む教育を行っています。
今後も看護学科では、学生および地域の皆さまとともに、心の健康や自殺予防に関する啓発・周知活動を進めていきます。