10月18‐19日、全国リハビリテーション学校協会 第38回教育研究大会・教員研修会
テーマはNext リハビリテーション教育ーアウトバンド・インバウンド対応型教育に向けた準備ー
が行われました。
健康医療科学部長の古川勉寛教授が大会長となり、学部教員が一丸となり、準備を重ねてまいりました。
作業療法学科田島明子教授は、1日目には、「高齢期作業療法学のUp date―教育の質的転換と人権・共生の視点からー」というタイトルの講演を行いました。本講演では、人権・共生の観点から、スコットランドで進む人権ベースの認知症者への支援体制について紹介し、当事者参画とエンパワメントを重視する国際的潮流を日本の作業療法教育に接続する意義について、また作業的公正の概念に触れ、当事者の語り・ナラティブ教材活用の重要性やその方法論・効果についてお話されました。

2日目には、「障害受容のUp date―押し付ける障害受容から自由になる視点―」というタイトルの講演を行われ、こちらでは、「個人モデル」に偏った旧来の「障害受容」概念の使用に対して批判的検討を行い、「存在を肯定する」リハビリテーション、つまり、人権を基盤とした生活の多様性に開かれた視点へのアップデートを提案されました。そのために、当事者講演やナラティブ教材の使用、対象者と医療者との対等な関係性の在り方についての気づきの契機を取り入れた教育内容の提案を行っていました。

このような全国規模の医療系の教育研究大会の本学での実施は大変名誉なことであり、全国の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の養成学校の教員が多数、いわき市に集まり、より良い学生教育の在り方についてディスカッションを行う貴重な機会となりました。
福島県、そして、医療創生大学に足をお運び頂き、充実した2日間となりましたこと、心より御礼申し上げます。今後とも、医療創生大学では、学生教育の質の向上、充実に力を尽くしてまいります。
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