【生命理工学研究科】大学院教員向けFDを実施しました | 医療創生大学

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【生命理工学研究科】大学院教員向けFDを実施しました
2025.10.21 12:07

シンガポール工科大学のDr. Chee-Wee Tan(チーウィー・タン先生)をお迎えし、生命理工学研究科の教員を対象にFD(Faculty Development)ワークショップ「I have to write my research paper … but why is the pen so heavy(論文、書かなきゃ…でも、ペンが重すぎるんです)」を開催しました。

冒頭では、研究者なら誰もが身に覚えのある“アカデミックあるある”をユーモラスに可視化。個々の努力論に回収せず、「なぜ筆が重いのか」を共通の課題として捉え直すところから議論を始めました。

中盤のセッションでは、キャリア段階(若手/中堅/ベテラン)や立場(臨床研究者など)によって異なる“共通の苦悩”—時間管理、メンター不足、インポスター症候群、複数案件の両立、燃え尽き、評価指標の違い—をマッピング。参加者はスライド投票を用いて「研究・執筆・発表が難しい主な理由」を共有し、課題の見える化と合意形成を図りました。

後半は、研究や関心ごとを国際的に共有するための戦略に焦点を当て、実行可能な手立てを具体例とともに整理しました。

研究の“重さ”を個人の資質ではなく設計の課題として捉え直し、周囲の支援とピアの力で軽くしていく本ワークショップは、そのための共通言語と具体策を共有する機会となりました。

 
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