シンガポール研修レポート Day 3(午前)
【多職種連携と社会復帰】現場で触れるリハビリテーションの真髄
午後はIMH(精神保健病院)にて、現場を支える看護師や理学療法士のスタッフの方々から直接お話を伺う貴重な対談の機会をいただきました。
■ 専門職の視点から学ぶ多職種連携
最前線で働くプロフェッショナルの方々からは、患者さん一人ひとりに合わせたケアの在り方や、専門職同士がどのように連携して治療にあたっているか、具体的なエピソードを交えて説明していただきました。学生たちは、日本とシンガポールの役割の違いや、共通する「対人援助」の難しさとやりがいについて熱心に質問を投げかけ、メモを取る姿が印象的でした。
■ 「生きがい」を形にする作業療法と自立支援
実際に病棟を訪問すると、そこには患者さんが熱心に作業療法に取り組む風景がありました。さらに、患者さんが制作した作品を展示・販売するショップも見学。単なる治療に留まらず、ものづくりを通じて社会との接点を持ち、自立を支援する仕組みを目の当たりにしました。自分たちが関わったものが誰かの手に渡る喜び――その「心の回復」に寄与するリハビリの力に、学生たちは深い感銘を受けていたはずです。
シンガポール研修レポート Day 3(午後:理学療法専攻)
【アラン教授の熱血授業】現地学生と挑む実践型トレーニング
午後の理学療法専攻の学生たちは、SIT(シンガポール工科大学)1年生の演習講義に参加させていただくという、非常にエキサイティングな機会を得ました。
■ 客員教授アラン先生による直接指導
演習のリーダーを務めたのは、本学の客員教授でもあるアラン教授です。現地の英語環境で行われる講義は新鮮そのもの。アラン教授の熱意あふれるリードのもと、学生たちはシンガポールの教育現場の空気感に一気に引き込まれていきました。
■ チームで挑む、言語を超えた学び
いくつかのグループに分かれて行われた演習では、現地の1年生たちと一緒にディスカッションや実技に取り組みました。最初は緊張していた本学の学生たちも、専門用語を武器にコミュニケーションを図り、次第に積極的に意見を交わすように。お互いの技術を確かめ合い、臨床の視点を共有するプロセスを通じて、現地学生との絆をぐっと深めることができた、充実のひとときとなりました。
シンガポール研修レポート Day 3(午後:看護・薬学部専攻)
【多様な文化の交差点へ】SIT学生と巡る、シンガポールの素顔
午後の看護学部・薬学部の学生たちは、SIT(シンガポール工科大学)の看護学生たちと共に、シンガポールの多文化共生を肌で感じる文化体験ツアーに参加しました。
■ 五感で味わう多国籍な熱気
色鮮やかな花飾りとスパイスの香りが漂う「リトルインディア」から、壮麗な黄金のドームが輝くアラブストリートの「サルタン・モスク」まで。歩を進めるごとに景色も文化もガラリと変わるシンガポールの街並みを、現地の学生にガイドしてもらいながら巡ったようです。
■ 街歩きが生んだ、国境なき友情
今回のツアーの醍醐味は、観光以上に「現地の学生との対話」にありました。一緒に伝統的なお菓子を食べたりする何気ない時間の中で、お互いの国の文化や学生生活の違いについて話が弾みます。シンガポールの街を舞台に、看護や薬学という同じ志を持つ仲間との距離がぐっと縮まった、忘れられない午後のひとときとなりました。