同町は福島第一原発の事故により、かつて町の多くの地区が警戒区域に指定され、現在も多くの町民が大学の位置するいわき市で避難生活を続けています。震災直後から本学は同町に対し、大学施設の町役場利用や、大学所有のグラウンド用地を小・中学校および認定こども園の用地として利用していただくなど、さまざまな連携支援活動を行ってきました。
今回の協力協定は、本学が進めている復興支援事業のひとつ、震災記録の保存事業(震災アーカイブ事業)を同町にて推進するもので、今後関連して、復興計画・復興実施計画・除染計画等の策定に関すること、避難住民への支援活動に関することを視野に展開していきます。
調印式で、本学の山崎洋次学長は、「復興は一朝一夕で実現できるものではないが、今回の協定が復興の一助になることを願います」と語り、地域貢献への意思を新たにしました。
震災アーカイブ事業は、特設ウェブサイト「はまどおりのきおく」で調査の内容を閲覧することが出来ます。今後も公開できる証言記録の数を増やして行きます。
はまどおりのきおく -未来へ伝える震災アーカイブ-
http://hamadoori-kioku.revive-iwaki.net/
