5月8日(火)、看護学科3年生を対象に、母性看護学のシミュレーション演習を実施しました。本演習は、「褥婦および新生児ケアにおいて、迅速かつ適切な判断を行うために必要な情報・技術・知識を学び、理解を深める」ことを目的として行われました。
今回の演習では、産褥3日目の褥婦と新生児を想定した事例を用い、学生たちは事前学習で身につけた知識を活かしながら、母体の回復状況や母乳育児の進み具合、新生児のバイタルサインや行動の特徴などを総合的に観察しました。そして、退院後の生活を見据え、母子が安心して育児に取り組めるようにするためには、どのような支援が必要かを主体的に考えました。
演習では、身体的な観察だけでなく、「どのように伝えれば安心してもらえるか」「不安を抱える母親にどのように寄り添うべきか」といったコミュニケーションの工夫についても、学生同士で活発に意見を交わしました。実際の看護場面を想定した声かけや支援方法を繰り返し練習することで、対象者に寄り添う看護の重要性について理解を深めました。
学生たちは真剣な表情で演習に取り組み、母子の安全と安心を支える看護の責任とやりがいを実感している様子でした。今回の演習は、母性看護に必要な知識・技術・態度を統合し、今後の臨地実習に向けた自信と課題を明確にする貴重な学びの機会となりました。
看護学科では、シミュレーション教育を通して、対象者一人ひとりに寄り添い、根拠に基づいて判断・実践できる看護師の育成に取り組んでいます。
<太田操特任教授、大野明美准教授、伊勢野明美講師、八賀好美講師、大平奈緒子助手が丁寧に指導をしている様子>