【看護学科】看護学科3年生が「疫学」講義でコロナ禍を振り返るグループワーク発表会を開催 | 医療創生大学

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【看護学科】看護学科3年生が「疫学」講義でコロナ禍を振り返るグループワーク発表会を開催
2026.05.22 12:00
 
 5月20日(水)、看護学科3年生を対象とした「疫学」の講義にて、グループワークによる成果発表会を開催しました。
 
 学生たちは、自らの高校・大学生活に大きな影響を与えた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)をテーマに選び、社会全体の動向や対策を検証。各グループがユニークな視点からアプローチし、以下のような発表を行いました。
 
第1グループ:「コロナ感染による生活の影響」 行動変容や不安の増加をデータから分析。困難な状況下での新たな気づきが、長期的には「健康的な生活習慣の確立」や「個人の成長」といった前向きな変化につながる可能性を示唆しました。
 
第2グループ:「新型コロナウイルスの変遷」 変異株の出現や各国の政策の違いを調査。今後は状況に応じて、個人が主体的に感染防止対策を判断していく必要があると結論づけました。
 
第3グループ:「新型コロナウイルス感染症の影響と日本経済」 特にインバウンド(訪日外国人観光客)に着目し、人為的な経済抑制による需要減少からその後の回復プロセスを分析。感染症が社会や経済に及ぼすインパクトを発表しました。
 
第4グループ:「コロナによるリモート化について」 緊急事態宣言を機に進んだICTの利活用が、今や持続可能な社会基盤として定着したと評価。一方で、高齢者の情報格差(デジタルデバイド)や、対面交流の減少による孤立・ストレスといった課題も指摘しました。
 
第5グループ:「新型コロナウイルス感染症の実態と影響」 医療現場における人材・物資の不足を資料から紐解くとともに、年齢別の重症化率を算出。60歳以上の高齢者における重症化リスクの高さを改めて指摘しました。
 
第6グループ:「新型コロナによる医療ひっ迫」 医療ひっ迫の構造的要因を「資源の分散」「人手不足」「連携不全」「保健所への業務集中」の4つに分類。日本の医療ひっ迫の本質は、資源の不足ではなく「資源を機動的に活用する仕組みの欠如」であると結論づけました。
 
 学生たちは、当事者として過ごした当時を真剣に振り返りながら、熱心にグループワークに取り組んでいました。疫学は1800年代、ジョン・スノーがロンドンのコレラ対策に挑んだことから始まった学問です。その原点とも言える「感染症」のパンデミックを自ら検証したことで、学生たちにとって、まさに「真の生きた疫学」を学ぶ貴重な機会となったことでしょう。