今回、看護実践基盤学Ⅴ(診療補助技術)の演習では、検査・処置を安全に行う技術として「採血法」を行いました。
採血のような侵襲を伴う技術において、学生が緊張感を持ちながら正確な手技を身につけられるよう、シミュレーションモデルなどを用いた実践的な教育環境を整えながら行いました。
採血に適した部位の選定基準(走行、弾力、深さなど)を学ぶ際、実際に模擬患者(学生)の腕で確認することで、「血管の走行には個人差がある」という臨床の現実を肌で感じる機会となっていました。また、神経損傷や誤穿刺のリスクを避けるための解剖学的根拠を実際の腕(模擬患者の腕)で教員と確認することで、単なる模型操作とは異なる緊張感を伴い、技術の正確さと手順の理解を深めている様子でした。

<模擬患者(学生)の腕で血管の走行を確認している様子>
教員によるデモンストレーションでは、知識と技術の統合を図るために今まで学んだ内容を再確認し、採血の目的や手技と根拠を確認するとともに教員の豊富な臨床経験に基づいたリアルなフィードバック受けていました。

<教員によるデモンストレーション>
今回の演習では、同じ科目内で行われた他の診療補助技術の演習である注射法(筋肉内注射、皮下注射、静脈内注射)や輸液療法とも深く共通しており、安全・安楽を考慮して「患者の苦痛を最小限にする」技術を養うための統合的な学びとなっていました。
<採血法を通して、看護師の視点だけでなく患者の視点も学びました>