2026年8月21日(金)、看護学科1年生の「早期臨床実習」が最終日を迎え、5日間の全日程を終えました。
8月17日(月)の学内オリエンテーションから始まった今回の実習では、8月18日(火)から20日(木)までの3日間、学生がそれぞれの医療機関で実習に臨みました。
医療機関では、院内のさまざまな部署を見学し、各部署の役割や医療機関の機能、患者さんが過ごす療養環境について理解を深めました。また、看護師に同行する「シャドーイング」では、看護師が患者さんの状態をどのように捉え、必要な看護を判断しながら関わっているのかを間近で学びました。実習最終日は学内に戻り、はじめに、科目責任者より1日の進め方や実習後の課題について説明を受けました。その後、学生は8つのグループに分かれ、学内カンファレンスを行いました。
学内カンファレンスでは、学生自身が司会・書記・発表者を決め、それぞれの実習施設で見聞きしたことや、実習を通して感じたこと、考えたことを持ち寄りました。
看護師の患者さんへの関わり、多職種との連携、医療機関や各部署の役割、療養環境への配慮など、実際の医療現場で得たさまざまな気づきを共有し、互いに質問や意見を交わしました。異なる医療機関で実習した学生の経験を聞くことで、自分だけでは気づくことのできなかった視点にも触れ、学びをさらに広げる機会となりました。

<それぞれの実習施設で得た学びを共有するカンファレンスの様子>
学生たちは、実習中の出来事を単に振り返るだけでなく、「なぜ看護師はそのように行動したのか」「その関わりには、患者さんにとってどのような意味があり、どのような根拠に基づいていたのか」と考えながら意見交換を行いました。実際に見たことや感じたことを自分の言葉で伝え、仲間の考えを聞きながら学びを深めていく姿からは、看護学生として成長しようとする姿勢が感じられました。
グループでの話し合いに続いて行われた全体会では、各グループの代表者が話し合いの内容を発表しました。限られた時間の中で、グループ内で共有された経験や気づきを整理し、自分たちが大切だと考えた学びを、他の学生や教員に分かりやすく伝えました。

<全体会でグループの学びを発表する学生>
午後には、学生一人ひとりが担当教員との評価面談に臨みました。実習の目標をどの程度達成できたのか、実習中にどのようなことを考え、どのように行動したのかを振り返るとともに、今後さらに学ぶ必要があることについて確認しました。
初めての臨床実習で感じた期待や緊張、医療現場で得た気づき、そして自分自身の課題を教員と一緒に整理することにより、これからの大学での学びを具体的に考える機会となりました。今回の早期臨床実習は、学生にとって、看護師という仕事をより身近に感じ、これから何を学んでいく必要があるのかを考える大切な機会となりました。
実際の医療現場に立ち、患者さんを支える看護師の姿に触れた経験は、これから専門的な知識や技術を学んでいくうえでの大きな原動力になることと思います。学生たちは、今回見つけたそれぞれの課題を胸に、看護師を目指す次の一歩を踏み出します。
医療創生大学総合医療学部看護学科では、1年次から段階的に臨床現場で学ぶ機会を設けています。講義や演習で身につけた知識と、実際の医療現場での経験を結びつけながら、患者さんやご家族に寄り添うことのできる看護職の育成に取り組んでいます。高校生や保護者の皆様にも、大学に入学した後、看護師を目指す学びがどのように始まり、深まっていくのかを知っていただければ幸いです。
最後に、ご多用の中、学生を温かく受け入れ、丁寧にご指導くださいました医療機関の皆様に、心より御礼申し上げます。