本学図書館が所蔵している貴重書をいわき市勿来関文学歴史館で公開しています。本学が所蔵している貴重書を外部に公開するのは初の試みで、今回計15点44冊を展示しています。企画展の内容は下記の通り。ぜひこの機会に足をお運びください。
いわき市勿来関文学歴史館企画展「版本の世界」

■会期:平成28年9月22日(木)~平成28年11月15日(火)休館日:10月19日(水)
■場所:いわき市勿来関文学歴史館
住所 福島県いわき市勿来町関田長沢6-1
HP http://www.iwakicity-park.or.jp/bungakurekishikan/
■主な展示品(全18点)
本学図書館 所蔵 貴重書(15点)
- 『浮舟』 光悦謡本 古活字版 特製
- 『殺生石』 光悦謡本
- 式亭三馬『狂言田舎操』
- 上田秋成『癇癖談』
- 十返舎一九一世『倡売往来』
- 十返舎一九一世『恋仇討狐助太刀』
- 笠亭仙果一世『根源実紫』
- 壁前九年坊『即席御療治』
- 富川房信『東辺木捺刀作』
- 鳥居清重『二六時中悪魔退治』
- 山東京伝『根無草筆芿』
- 北尾政美『夭怪着到牒』
- 『三浦荒治郎』
- 恋川春町一世『無益委記』
- 山東京伝『桃太郎発端説話』
いわき市勿来関文学歴史館 所蔵 版本(3点)
- 萩原広道『源氏物語評釈』
- 『大日本史』
- 荻生徂徠『論語徴集解』
版本について
手で書き写して作る「写本」に対し、印刷、特に木版印刷で刷られた書物を「版本」といいます。木版印刷は書物の普及に大きく貢献し、江戸時代には庶民の娯楽も提供するようになりました。特に、草双紙と呼ばれる絵入りの娯楽本は、江戸の出版の典型として知られています。
本展は、草双紙を通時代的に展示することで、装丁や内容の変遷を追うと共に、江戸時代の自由闊達な出版文化を紹介しようとするものです。
同時に、古活字本の展示により、草双紙以前の印刷史に対象を広げ、初期の活版印刷の高い技術水準を示すことを目指します。
本展は、草双紙を通時代的に展示することで、装丁や内容の変遷を追うと共に、江戸時代の自由闊達な出版文化を紹介しようとするものです。
同時に、古活字本の展示により、草双紙以前の印刷史に対象を広げ、初期の活版印刷の高い技術水準を示すことを目指します。
■料金:
一般 320円(270円) /大高中 220円(160円) /小学生 160円(110円) ※( )内は20名様以上の団体料金