医療の高度化、少子高齢化、在宅医療の推進…… 複雑化する医療環境の変化に伴い、質の高い看護師が現場で多く求められています。今後、病院におけるチーム医療の一員として、また、地域住民の健康を支える立場として看護師・保健師が活躍する場はますます増え、社会の期待も大きくなる一方でしょう。特に福島県では、東日本大震災以降、医療の現場を担う人材が流出し、看護師をはじめとする医療人の育成が大きな課題となっています。本学は4年制大学の看護師養成機関として、専門的判断力や課題発見・解決力、チーム医療の現場で他職種スタッフと連携できる高いコミュニケーション力を備えた、地域の医療状況に対応できる実践力のある看護師・保健師を育成します。
医療の高度化とともに、看護師も専門分野に特化した知識や技術が求められるようになってきました。
高度実践看護師(専門看護師・ナースプラクティショナー)、
認定看護師、国際活動、フライトナースなど、卓越した能力が求められる活躍の場も多種多様です。
また、近年特に人気の高い保健師にも、行政保健師(都道府県保健師、市区町村保健師)、病院保健師、産業保健師、学校保健師など
さまざまな活躍の場が拡がっています。あなたは自分がめざす看護師像を思い描いていますか?
看護師国家試験に合格して就職後、看護師としてステップアップを希望する人が少なくありません。働くフィールドも病院や診療所、介護施設や訪問看護ステーションにとどまらず、地方自治体や学校、保健所、一般企業とさまざまな機関、組織で増えています。しかし、看護の職種や分野によっては、大学院の修了や日本看護協会の認定試験への合格などの高いハードルが待っています。5年先、10年先にどんな看護師になっていたいか。進路の可能性を拡げる4年制大学で学びながら、看護師・保健師をめざして具体的なビジョンをたてることは、将来きっと役に立つでしょう。
数字で見る看護師の仕事 ナースペディア人間の「こころ」と「からだ」は、発達しながら変化していくもの。本学では、人間のライフサイクルを踏まえて、看護学の各領域の関連性を意識しながら学びます。各領域を関連づけて学ぶことにより、卒業後、現場で活かせる統合した実践力が身につきます。
看護学だけではなく、多様な一般教養を学べるのも本学の魅力です。倫理学や心理学の知識を学び、人の心に寄り添える看護師(保健師)を目指します。また、専門科目では、薬学部や心理学部(※)の教員による看護師以外の視点での授業を受けることができます。※学部設置届出中・収容定員増加の認可申請中
本学が立地する福島県いわき市は、東日本大震災の被災地であるとともに、福島第一原発事故によるさまざまな影響を受けた地域です。この地域的特性を考慮し、本学部では、災害看護や放射線関連の授業も
行います。
臨床実践および看護教育の経験豊富な教員をはじめ、海外での看護活動経験や研究活動実績がある教員が指導に携わります。教員のこれまでの知識や経験を学ぶことで得られる、広い見識を医療現場で活かすことができます。
医療現場で即戦力となる看護師(保健師)を養成するため演習を充実させています。とくに施設・設備は最新の機材を使用し、現場に即した状態で看護師(保健師)に必要な援助技術を学ぶことができます。実践で応用できる確かな技能が身につきます。
これまで地元企業を中心に1万2千人以上の卒業生を送り出してきた本学。地域との結びつきは強く、医療人材の養成による社会貢献はさらに待ち望まれています。地域で活躍する看護師(保健師)を養成するために、実習先として、病院、介護施設、保健所、地域包括支援センター等との協力関係を整えています。
医療創生大学 看護学部は
医療に貢献する実践力のある看護師(保健師)を養成します。