医療創生大学いわきキャンパス

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薬学部第19回生涯学習研修会を開催しました
2017.03.09 17:30
 2月22日(水)に「薬学部第19回生涯学習研修会」を開催しました。
 今回は、福島県立医科大学ふくしま子ども・女性医療支援センター 医学部 小児科学講座 教授 横山浩之先生をお迎えし、「発達障害の理解と対応」と題したご講演をいただきました。
 横山先生はご講演で、「あらゆる発達障害で共通しているのは“作業記憶が乏しい”ことで、対応には『一目でわかる工夫(構造化)』および『ことばを削る』ことが求められます。よくある失敗は、やさしくかみ砕いて伝えることです。発達障害がある児・者は、精神障害および虐待のハイリスク児・者でもあり、それらへの対応が必要なこともあります。なお注意欠陥多動性障害には治療薬があり、幼児・学童早期からの長期投与で、予後の改善が得られることが神経放射線学的にも示されています。有効な活用のためにも、早期発見のシステム作りが急務と言えます。」と強調されていました。
 研修会では、本学出身の薬剤師の方々をはじめ、地域の皆様約60名が熱心に聴講していました。
 なお、この研修会は、日本薬剤師研修センターの研修認定薬剤師制度(集合研修1単位)、および日本病院薬剤師会生涯研修認定単位(1単位)の認定を受けています (今回の研修テーマでは、小児薬物療法認定薬剤師研修センターにおける更新のための単位を取得できる研修会としても認められています)。
 
※この模様は福島民報といわき民報にも掲載されました(IMUニュース:2月28日
 
講師の横山浩之先生