薬用植物園の一角でイヌサフランが一斉に花を咲かせています。ひときわ目立つムラサキ色の花の群落は遠くからでも、かんたんに見つけることができます。また、花から漂ってくるほのかな甘い香りも、道行く人々や学生たちを楽しませています。 イヌサフランはユリ科の植物です。イヌサフランの種子や球根にはコルヒチンという成分を含んでいます。このコルヒチンという成分からは痛風の薬などが作られ、古い時代にはその治療に使われたという記録もありますが、今ではほとんど使用されていないとのことです。 本学のお近くにお越しの際は、ぜひ薬用植物園に訪れてみてください。色鮮やかなイヌサフランの花