医療創生大学いわきキャンパス

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いわきサイエンスキッズ・アカデミー(第6回目)を行いました
2013.02.20 17:49
薬学部
 本学薬学部が主催となり、福島県学術教育振興財団の助成を受け実施している「いわきサイエンスキッズ・アカデミー」の第6回目、「免疫学」の授業を2月16日、17日両日に行いました。

 「病気から身体を守る抗体(こうたい)の正体とは?」と題された今回は、初日の講義で、「病気から身体をまもるしくみ-免疫-」と「抗体を作る薬-ワクチン-」について学びました。「ハシカやおたふく風邪は二度かかりにくいっていうけど、インフルエンザには何度もかかってしまうのはなぜ?」という疑問に始まり、体の中で抗体ができる仕組みや免疫記憶など、今までに比べて難しい内容でしたが、児童・生徒達は身近な自分たちの身体の仕組みについて、熱心に講義に聴き入り、理解を深めていました。。

 2日目の実験では、赤血球の表面にある糖鎖を抗原とした抗体反応でABO血液型を判定する実験を行いました。さらに午後には、その方法を利用して、自分の唾液を使って血液型の判定に挑戦しました。自分の体から試料を採取したのは、アカデミーでも初めてのことで、児童・生徒たちも貴重な体験ができたことと思います。

 次回(3/24)は、公開特別講義「宇宙開発の現場から~はやぶさプロジェクトとその成果~」講師 渡辺勝巳 先生(財団法人日本宇宙フォーラム広報調査授業部・元JAXA宇宙教育推進室長)と、アカデミー修了式が予定されています。一般公開も行いますので、是非お誘い合わせの上、ご来場ください。

口の中に溜めた唾液をシャーレに採り、血液型を調べました。

高速遠心機を利用して、不純物を分離します。この装置は今回初登場でした。