本学薬学部の梅村教授が隊員として参加した日本山岳会創立120周年記念事業『グレート・ヒマラヤ・トラバース(GHT)』について、12月6日(土)に東京京王プラザホテルにて開催された日本山岳会創立120周年記念講演会・記念式典・記念晩餐会にて、天皇陛下ご臨席のもと報告されました。
グレート・ヒマラヤ・トラバース(GHT)は、日本山岳会が創立120周年を迎える記念事業として2020年からスタートさせたプロジェクトで、ヒマラヤ東端(ネパール・カンチェンジュンガエリア)から西端(パキスタ・K2 カラコルムエリア)まで大凡5000キロを、過去の偉大な登山家たちの足跡をたどりながら、ヒマラヤ地域の自然と人々の暮らしの変化、地球温暖化による氷河の縮小などを調査するものです。
梅村教授は、第7次踏査隊(GHT 7th;2025年6月16日~8月10日)パキスタンのカラコルム山域の踏査隊員として参加し、バルトロ氷河からK2ルート、ビアフォ氷河からスノーレイクを経てヒスパー氷河を横断踏査しました。
- 詳細:
The Japanese Alpine Club Great Himalaya Traverse GHT 7th 2025 Baltoro Glacier to K2 Route and BiafoGlacier, Hisper Glacier and LatokMountains Route<PDFファイル> - ISU NEWS記事:
https://www.isu.ac.jp/releases/preview---id-3914.html
記念式典では、GHT隊長の重廣恒夫氏が、エヴェレスト北壁の初登攀、K2の世界第2登、カンチェンジュンガの南峰~中央峰の縦走など、数々のヒマラヤ登山への貢献とグレート・ヒマラヤ・トラバースなどの活動が評価され『秩父宮記念山岳賞』を受賞されました。
(https://jac1.or.jp/event-list/event-guide/2025110739113.html ※外部サイトリンク(公益社団法人 日本山岳会))
写真右が梅村教授 (G H T 1stから7th踏査の吉井氏と共に)