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社会人大学院生 高橋愛輔氏らの共同研究論文が国際医学誌『Brain Circulation』に掲載されました
2026.08.26 16:16

【研究成果】社会人大学院生 高橋愛輔氏らの共同研究論文が国際医学誌『Brain Circulation』に掲載されました ―― 働きながら学ぶ理学療法士の質の高い臨床研究

医療創生大学大学院 生命理工学研究科 博士後期課程の高橋愛輔氏(大原綜合病院勤務・理学療法士)、本学総合医療学部 理学療法学科の古川勉寛教授、小林大介准教授、春山大輝客員助教、ならびに吉津太志氏(大宮中央総合病院)による共同研究論文が、脳神経・脳循環分野の国際学術誌『Brain Circulation』に掲載されました。前回の国際誌への掲載に続く、連続した研究成果の発信となります。
 

本ニュースのハイライト

  • 客観的なエビデンスの構築:過去に発表された多数の研究データを統合・解析する「メタアナリシス」手法を用い、信頼性の高い科学的根拠を提示しました。
  • 国際学術誌への掲載:医学・科学系出版社Wolters Kluwer社が発行し、「PubMed」等の主要データベースに採録される学術誌(IF: 5.2)に採択されました。
  • 共同学習者としての連携:地域の基幹病院で働く社会人理学療法士が、教員との密な連携のもと、働きながら確かな学術的価値を生み出しました。

広く学界で参照される学術誌と、客観的な手法を用いたエビデンス構築

今回論文が掲載された『Brain Circulation』誌は、厳密な品質審査を経て米国国立医学図書館データベース「PubMed」や「Web of Science」等に正式に採録されている学術誌です。 本研究では、過去に世界中で発表された多数の論文データを一定の基準で統合・解析する「システマティックレビューおよびメタアナリシス」という研究手法を用いました。これは、現代の医学研究において客観的で信頼性の高いエビデンスレベルに位置付けられる手法の一つです。本学の大学院生が筆頭著者としてこの手法を用いた研究をまとめ、国際誌(直近インパクトファクター:5.2)に発表したことは、本学における臨床研究の実践と教育の着実な歩みを示す一つの成果であると考えております。

見えない障害を「科学」し、理学療法の実践を前進させる

本論文は、脳卒中後の患者様における「固有感覚(身体の位置や動きを感知する感覚)」の障害が、歩行や手先の巧緻性(器用さ)の低下にどう影響しているかを定量的に検証したものです。 リハビリテーションの現場において、患者様が抱える“目に見えない感覚の障害”を正確に評価することは、安全で効果的な理学療法を提供する上で不可欠な第一歩です。古川教授が主宰する臨床計量・実装科学研究室(LCIS)は、これらを客観的な数値で評価する「臨床計量学(Clinimetrics)」を強みとしています。本研究により、感覚障害と運動機能低下の関連性がデータとして明確に示され、理学療法士が今後の臨床現場において、より適切な評価と介入を行うための客観的な判断基準となることが期待されます。

大学院進学を検討する理学療法士へ ―― 「共同学習者」として専門性を伸ばす研究指導 

高橋氏は、地域の基幹病院である大原綜合病院でフルタイムの理学療法士として臨床の第一線に立ちながら、本学の社会人大学院生として研究に邁進してこられました。 働きながら学術誌(IF 5.2)にメタアナリシスの論文を掲載させるまでの道のりは、決して平易なものではありません。本学大学院では、社会人院生である高橋氏と指導教員である古川教授が「共同学習者」としてフラットに対話し、情報連携を密に図りながら進めるプロセスを大切にしています。社会人院生が抱く臨床現場での高い意欲と、研究の学術的価値を総合的に解釈・擦り合わせながら、院生自身の専門性を着実に伸ばしていく伴走型の指導体制が、今回の成果に結びつきました。「質の高い臨床研究に取り組みたい」と考えている理学療法士の皆様にとって、働きながら着実に実績を積み上げられる本学の研究環境は、一つの確かな選択肢となるはずです。

風通しの良い環境で学べる医療創生大学大学院 生命理工学研究科

医療創生大学大学院 生命理工学研究科では、教員と学生が風通しの良い環境で研究を進めることができます。現在、客観的な「評価指標の確立(臨床計量学)」と、エビデンスを社会へ定着させる「実装科学」を両輪に、臨床研究に挑戦したいという意欲ある社会人理学療法士の大学院生を広く募集しております。 症例報告の基礎から丁寧に指導しますので、大学院での学びに興味をお持ちの理学療法士の皆様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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