心理学部

出前/出張講座のご案内
心理学部では、高校で授業を行う「出前講座」と教育関係者や保護者を対象とした「出張講座」を実施しております。

出前講座のご案内

心理学部にはさまざまな分野を専門とする個性豊かな教員が揃っています。私たちがみなさんの高校にお邪魔して、大学で学べる楽しい心理学をご紹介します。

  • 対象:高等学校(総合演習、進路研究、保護者向けの会合等)
  • 時間:50~90分程度
  • 人数:1名からでも可
  • 講演料:無料
  • 使用機材:パソコン、プロジェクター、スクリーン等(※担当講師によって異なります。)

出前講座のタイトルおよび詳細

高校生にとって、1日の多くの時間を過ごす学校は、生活の中心であり、そこでの出来事や人間関係は、高校生の精神生活に影響を与えます。高校生活のどのようなことがストレスになるのか、ストレスとはどのような状態か、どのような対処が効果的かについてお話しします。

わたしたちは自分の心の働きについて、どこまでわかっているのでしょうか。心の働きのなかで、私たちが意識できる領域はほんの一部です。残りの大部分は「無意識」と呼ばれ、気づくことも制御することも難しいのです。この講義では心理学実験を体験しながら、意識と無意識についてお話しします。

なぜ人物や商品によって魅力を感じたり、感じなかったりするのでしょうか。心理学では、魅力を高める要因がいくつかあることがわかっています。この講義では、わたしたちが生まれつき持っている魅力の要因や、経験を通して形成される魅力などについてお話しします。

睡眠が、こころとからだの健康に強く関係することは世間でも知られています。しかし日本では、児童・生徒の睡眠不足が問題として取り上げられています。本講座を通じて、正しい睡眠の取り方を学んでいきましょう。

私たちの見ている世界は、“物理的な”世界と大きく異なる場合があります。この講義では、“同じ長さなのに同じ長さに見えない現象”や“まっすぐ並んでいるのにゆがんで見える現象”などを紹介します。私たちの“ものを見る不思議な能力”について、一緒に考えてみましょう。

「うつ」は、一時期「心の風邪」と言われたように、よく起きる症状で、ストレス社会ではありふれた病気です。ストレスのメカニズムを正しく知り、「うつ」に早く気づき、上手に対処できるようにしましょう。自分だけでなく、周りの人たちのメンタルヘルスにも配慮できるように解説します。

できたら飴、できなかった鞭。私たちは両者を組み合わせて、他者の行動をコントロールしようとします。このコント―ロールにはどんな危険が潜んでいるのでしょうか?特に、教育上の問題を取り上げながら、飴と鞭の魔力とその危険性について、「自己決定理論」の枠組みから考えていきたいと思います。

勉強、試験、人間関係、部活。学校生活のなかで、多くの人が「ストレス」を経験していると思います。そんなストレス、なければいいなあと思ったことはありますか?専門的な説明では、残念ながら、ストレスはなくなりません。しかも、ストレスには、何と私たちを応援してくれる面もあります。本講座では、ストレスについて学び、ストレスを知り理解することで、ストレスと付き合う武器となる知識を紹介します。

親や周りの大人との関わりは、子どもの、他の人に共感する力、自分の感情を調整する力、子育ての力、そして、パートナーを含む、生涯にわたる他者との関わりに影響を与えます。将来、親となる可能性のある皆さんと、今後、大人としての子どもとの関わりの中で大切にしたいことは何かを一緒に考えてみましょう。

心理学では「こころ」を研究しています。では、どうやって「こころ」を研究しているのでしょうか?本講座では心理学の代表的な研究方法「心理学実験」について、さまざまな実験と結果とを取り上げながら紹介します。難しいものでも、恐いものでもありません。楽しんでいただけたら、と思います。

日本の社会保障制度・社会福祉・保健についての概要を理解し、日常生活で必要になる福祉や法制度について事例を交えて紹介します。さらにトピックスとしてヤングケアラー、成年後見制度、介護保険、年金、障がいを抱えること、貧困対策など、日常生活で生ずる課題解決に必要な知識を日常生活に生かすことを目指します。

私たちに生きる力を与えてくれる人物の生き方や考え方を参考に「ロゴセラピー」について理解を深めます。困難な事や苦しいことをどのように乗り越えるのかをフランクルの経験から学び、困難に立ち向かう姿勢の参考となる考え方を紹介します。

※記載のタイトル以外にも、ご希望に合わせて相談に応じます。お気軽に企画課までお問合せください。

出張講座のご案内

医療創生大学心理学部では、教育に携わる学校の関係者や保護者のみなさまを対象に、出張講座を実施しています。保護者会やPTA総会など、みなさまのお集まりになる機会に、あるいは、学校現場におけるキャリア教育や進路指導の一環として是非ご利用ください。

  • 対象:高等学校(総合演習、進路研究、保護者向けの会合等)
  • 時間:50~90分程度
  • 人数:1名からでも可
  • 講演料:無料
  • 使用機材:パソコン、プロジェクター、スクリーン等(※担当講師によって異なります。)

心理学部出張講座 テーマ詳細

子どもの自己肯定感は、どのようにして培われるのか、どのようなことが影響を与えているのか、また、自分についての適切な肯定的態度を育てるのには、どうしたらよいかについて概観します。

「なつかしい!!」という感情は、どんなときに喚起され、どのような効用があるのでしょうか? この講義では、記憶や感情などに関わる心理学の観点から、「なつかしさ」の心理学的な働きについてお話しします。

複数の選択肢がある場合、その中のどれを選択するのが正しいのか、後悔しないのか、そしてその選択にはどこまで自分の意思が反映されているのか。この講義では、選択や意思決定に関わる心理学の知見を紹介します。

日本は、世界でも有数の睡眠不足の問題を抱える国です。睡眠は、こころとからだの健康に関わります。正しい睡眠のとり方とその実践方法について本講座では解説します。

この講義では、視覚システムの特徴から、色や文字などを使って相手に伝えやすいデザインと、伝わりにくいデザインについて紹介します。この講義を聞いたら、きっと何かをデザインしたくなると思います。

「発達障害」は特別な障害ではなく、一つの個性・タイプとしてとらえるようにできないでしょうか?現代社会では、さまざまな困難さが指摘されていますが、それらのほとんどは社会の持つ問題と言われています。皆さんが偏見なく受け入れ、協力して住みやすい世の中が作れるように、解説します。

「宿題やったの?」と声をかけてもやろうとしない。だったらと、「別にやらなくてもいいけど、困るのは自分だからね」などと言ってしまうと子供の機嫌を損ねてしまう。だからといって、子供のご機嫌取りばかりしていればいいの?そんな疑問について心理学の理論を紹介しながら考えていきます。

親子関係は年齢とともに変化していきます。特に高校生から大学生にかけては子どもは親離れをし、親は子離れをしていきます。親離れ・子離れは加齢に伴う適切な親子の関係です。しかし、親離れ・子離れができずに、子どもだけではなく、親の生き方が制限されることがあります。本講義では、心理学的観点から、よりよい親子関係について考えていきます。

日々の生活や仕事をしている中で度々耳にする、心の健康の厄介者「ストレス」。ストレスはないのが理想ですが、専門的な説明では、残念ながら、ストレスはなくなりません。本講座では、ストレスについて学び、ストレスを知り理解することで、ストレスに負けない武器となる知識を紹介します。

様々な人とやり取りをする中で、「あれ、今ちょっと失礼なこと言われた?」「もしかして、女(男)だから、こういう扱いかも?」と私たちの心にトゲのように引っかかる言葉や行動があります。こうした『もやもやすること』が積み重なると私たちの心の傷になることもあります。多くの差別の言動は、悪気なく、無意識に行われます。マイクロアグレッションという、私たちを『もやもや』した気持ちにさせる言動について学び、みんなが生きやすい地域づくりをめざします。

私たちは記憶によく悩まされます。一生懸命暗記したのにテストで思い出せない、記憶していたことが実際とは違っていたのにそれに気づかなかった、あのときこうだったよねって友だちに話したら、それ違うよっと言われた・・・。こうした記憶が持っている性質を知らないと「言った、言わない」と同様の諍いに発展してしまうかもしれません。本講義では、記憶と上手につきあう方法についてお話しします。

東日本大震災以降の福島県内の子どもたちはどのように変化をしたのか、文科省データや各事例から子供や保護者の「困り感」を読み解き、支援の在り方を提案していきます。

今年度の児童をめぐる課題の重点ポイントとなっているヤングケアラーなどの問題から、子どもたちのおかれている状況を介護や福祉の視点からひも解き、新たな動きについてご紹介をします。

日常生活では様々な福祉的課題が発生します。社会保障や福祉制度や支援のシステムについての情報提供を中心にご紹介します。

スマートフォンの普及によりインターネットを簡単に利用できるようになりました。インターネットをメディアの1つと考えたときに、どのようなことに注意すべきかを考えます。

※記載のタイトル以外にも、ご希望に合わせて相談に応じます。お気軽に企画課までお問合せください。

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