医療創生大学は2026年度より、いわきキャンパスにおいて大きな改革を実施します。これまでの理学療法学科、看護学科、臨床心理学科、作業療法学科の4学科が一つになり、「総合医療学部」として新たにスタートします。
本記事では、受験生とその保護者の皆様が最も気になる「総合医療学部」の学費について、その内訳から支払い方法、そして負担を軽減する各種奨学金制度まで、詳しく解説します。大学進学は人生の重要な投資です。正確な情報を基に、無理のない資金計画を立てていただければ幸いです。
学費の基本構造と支払い時期
学費の構成要素
医療創生大学の学費は、以下の3つの要素で構成されています。
入学金は初年度のみ必要となる費用で、入学時に一括で納入します。授業料は大学で授業を受ける対価として毎年納入する費用です。施設設備費は、実習室や図書館、情報設備などの教育環境を維持・充実させるための費用となります。
これらの学費とは別に、学友会費、父母会費、同窓会費などの諸会費が必要です。学友会費は学生の自治活動や課外活動を支援する費用で、1年次は7,000円、2年次以降は6,000円です。父母会費は年間1万円、同窓会費は卒業年次(4年次)に永年会費として4万円を納入します。
支払いスケジュール
学費の支払いは前期と後期の2回に分けて行います。入学時には入学金に加えて、前期分の授業料と施設設備費を納入します。後期分は10月頃に大学からお知らせがあり、指定期日までに納入することになります。
2年次以降も同様に、前期分を4月、後期分を10月に納入します。計画的な資金準備のため、このスケジュールを念頭に置いておくことが重要です。
総合医療学部の学費詳細(2026年度)
各学科の学費一覧
総合医療学部4学科の学費は、学科により異なります。以下の表で2026年度入学生の学費をご確認ください。
|
学科
|
入学金 | 授業料(年額) | 施設設備費(年額) | 初年度合計 |
|---|---|---|---|---|
| 理学療法学科 | 30万円 | 80万円 | 46万円 | 156万円 |
| 看護学科 | 30万円 | 80万円 | 46万円 | 156万円 |
| 心理学科 | 20万円 | 70万円 | 30万円 | 120万円 |
| 作業療法学科 | 30万円 | 80万円 | 46万円 | 156万円 |
| 学科 | 授業料(年額) | 施設設備費(年額) | 年間合計 |
|---|---|---|---|
| 理学療法学科 | 140万円 | 34万円 | 174万円 |
| 看護学科 | 120万円 | 34万円 | 154万円 |
| 心理学科 | 80万円 | 30万円 | 110万円 |
| 作業療法学科 | 140万円 | 34万円 | 174万円 |
| 学科 | 初年度 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | 4年間総額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 理学療法学科 | 156万円 | 174万円 | 174万円 | 174万円 | 678万円 |
| 看護学科 | 156万円 | 154万円 | 154万円 | 154万円 | 618万円 |
| 心理学科 | 120万円 | 110万円 | 110万円 | 110万円 | 450万円 |
| 作業療法学科 | 156万円 | 174万円 | 174万円 | 174万円 | 678万円 |
- 学友会費:
1年次7千円、2〜4年次 各6千円 - 父母会費:
年間1万円 - 同窓会費:
4年次のみ4万円
その他諸経費
授業料の他に、実習に関わる費用等が別途必要になります。(※下記金額は予定です。)
| 理学療法学科 | 実習に関わる経費 | 年間12万円(2〜4年次) |
|---|---|---|
| その他経費 | テキスト・参考書・実習着等 | |
| 看護学科 | 総合保障制度 | 年間3千円 |
| 実習に関わる経費 | 年間12万円(2〜4年次) | |
| その他経費 | テキスト・参考書・実習着等 | |
| 保健師養成課程(定員20名/選択制) | 年間5万円(3年次のみ) | |
| 心理学科 | 公認心理師受験資格取得希望者のみ実習費 | 3万円(4年次のみ) |
| その他経費 | テキスト・参考書等 | |
| 作業療法学科 | 臨地実習の交通費、宿泊費、保険料等 | 年間12万円(2〜4年次) |
| その他経費 | テキスト・参考書・実習着等 |
葵会インターンパッケージ奨学金
制度の概要と特徴
葵会インターンパッケージ奨学金は、医療創生大学 いわきキャンパス独自の画期的な奨学金制度です。この制度を利用すると、年間の学費(授業料+施設設備費)を実質85万円に抑えることができます。理学療法学科、看護学科、作業療法学科の学生が対象となります。
この奨学金の最大の特徴は、条件を満たせば返還義務が免除される点です。国家資格取得後、全国に133施設を展開する葵会グループの病院や施設で、理学療法士、看護師、保健師、作業療法士として3年間勤務すれば、貸与された奨学金の返還が免除されます。
申請方法と注意事項
葵会インターンパッケージ奨学金の申請は入学後に行います。採用には面接審査があり、学業成績だけでなく、医療職としての適性や意欲も評価されます。
重要な注意点として、この奨学金は他の特待生制度や、就職を前提とした同種の奨学金との併用はできません(その他の奨学金も併用可能かどうか必ず確認すること)。また、医療創生大学いわきキャンパス独自の制度である「月割り払い制度」との併用もできません。
毎年度継続審査があり、成績不振や学則違反などがあった場合は、奨学金が停止される可能性があります。将来のキャリアプランと照らし合わせて、慎重に検討することが大切です。
2026年度特待生制度
制度の内容
2026年度入学生を対象とした特待生制度は、向学心旺盛な学生を経済面から支援する制度です。対象となった学生は、1年次前期分の授業料と施設設備費が全額免除されます。理学療法学科、看護学科、作業療法学科であれば63万円、心理学科であれば50万円の免除となります。
この制度の大きなメリットは、免除された学費に返還義務がないことです。純粋な給付型の支援となるため、卒業後の進路を制約されることもありません。
対象者と選考方法
特待生制度の対象となるのは、学校推薦型選抜入試(特待指定校推薦方式/高大連携特待指定校推薦方式)で合格した方です。入試の成績によって自動的に選考されるため、別途申請する必要はありません。
ただし、入学金や諸会費は免除の対象外となります。また、この制度は2026年度入学生限定の制度であり、次年度以降の実施については未定です。受験を検討される方は、最新の情報を大学公式サイトで確認することをお勧めします。
その他の奨学金制度
日本学生支援機構(JASSO)奨学金
多くの大学生が利用している日本学生支援機構の奨学金も、もちろん利用可能です。第一種奨学金(無利子)、第二種奨学金(有利子)、給付型奨学金の3種類があり、家計の状況や学業成績に応じて選択できます。
特に給付型奨学金は、返還不要な上に授業料減免制度と併用できるため、経済的に困難な家庭の学生にとって強力な支援となります。高校在学中に予約採用の申請ができるため、早めの準備が重要です。
地方公共団体・医療機関の奨学金
各都道府県や市町村が実施する奨学金制度も活用できます。特に看護学科の学生は、地域の医療機関が提供する奨学金制度の対象となることが多く、卒業後一定期間その医療機関で勤務することで返還免除となる制度もあります。
一部の奨学金では、入学前に一時金が支給されるものもあり、入学時の経済的負担を軽減できます。出身地域や就職希望地域の制度を調査することをお勧めします。各種奨学金のご案内もご覧ください。
学費準備のポイント
入学時の資金準備
合格が決まったら、各入試の入学手続期限までに入学時納入金を準備する必要があります。理学療法学科、看護学科、作業療法学科では約93万円、心理学科では約70万円が必要となります。
教育ローンを利用する場合は、審査に時間がかかることがあるため、合格発表前から金融機関に相談しておくことが賢明です。日本政策金融公庫の教育ローンは、比較的低金利で利用できるため、検討の価値があります。
学費以外の費用
学費以外にも、ノートパソコン(タブレット)、教科書代、白衣や実習着、聴診器などの専門器具、国家試験対策の参考書など、さまざまな費用が必要になります。4年間でこれらの費用は数十万円に及ぶことがあるため、余裕を持った資金計画が必要です。
また、一人暮らしをする場合は、家賃、生活費、交通費なども考慮する必要があります。大学ではアパート等情報を提供していますので、物件選びの参考にしてください。特に実習期間中は、実習先への交通費や場合によっては宿泊費もかかるため、これらも予算に組み込んでおきましょう。
奨学金活用の戦略
複数の奨学金制度を上手に組み合わせることで、学費負担を大幅に軽減できます。ただし、併用できない制度もあるため、事前に確認が必要です。
例えば、日本学生支援機構の奨学金を基本とし、葵会インターンパッケージ奨学金または特待生制度のいずれかを組み合わせる方法があります。将来のキャリアプランが明確で、葵会グループでの勤務を希望する場合は葵会インターンパッケージ奨学金が、進路を限定したくない場合は特待生制度が適しているでしょう。
まとめ
医療創生大学は2026年度から総合医療学部として新たなスタートを切ります。理学療法学科、看護学科、作業療法学科の初年度学費は約156万円、心理学科は約120万円となっており、医療系大学としては標準的な水準です。
葵会インターンパッケージ奨学金を利用すれば、年間学費を実質85万円に抑えることができます。また、特待生制度では1年次前期分の学費が免除され、返還義務もありません。これらの制度を上手に活用することで、経済的な負担を大きく軽減できます。
大学進学は将来への重要な投資です。医療創生大学の充実した教育環境と、手厚い経済支援制度を活用して、医療・福祉の専門職として社会に貢献する夢を実現してください。資金計画は早めに始め、公式情報を確認しながら、無理のない計画を立てることが成功への第一歩となります。
受験生の皆様の挑戦を、心から応援しています。 まずはオープンキャンパスやオープンキャンパスライトから、実際のキャンパスを体験してみてはいかがでしょうか。
また、本学の公式LINEでは学費や奨学金の相談も受けています。 適性診断やおみくじなど楽しめるコンテンツも盛りだくさん。
