Good Practice[取組概要]

趣旨・目的

E3:Education of Environment and Energy
環境エネルギー教育リーダー養成プログラム

※図をクリックすると解説が表示されます。

地域連携による環境エネルギー教育リーダーの養成

地球環境問題やエネルギー問題に対する対策を講じることは、次世代を担う若者にとっても、自分の問題として再確認しなければいけないテーマです。本取組では、環境問題やエネルギー問題の現状を認識し、将来への解決課題を大学で学習して、信頼できる情報を身につけ、地域に積極的に情報発信していくことができる学生を環境エネルギー教育リーダー(E3リーダー)として養成することを目的としています。

教育の目標と求められる教育者像

環境エネルギー教育において指導的役割を果たせる人材を、3段階に分けた認定システム(上図)に沿って養成します。大学生だけでなく、教員や社会人なども受講・資格取得可能なコースを設定し、取組の意義を広く伝えることができるようにします。専門的知識を習得するだけでなく、小・中学生から一般市民にまで正確に幅広く情報を伝えることのできるコミュニケーション技術の優れた人材育成をめざします。

エネルギー教育については、これまで本学が取り組んできた「いわき明星大学エネルギー教育研究会(IMUFEE)」の活動が地域に根付き、小学校・中学校・高等学校でも積極的に取り上げられています。従来のカリキュラムにない境界融合分野ですから、専門の指導者が不在で、リーダー的指導者およびTTやゲストティーチャーとしての適格者、実験補助者などの人材が不足しています。
また、「理数大好きモデル事業」や、「サイエンスパートナーシップ・プロジェクト」、「めざせスペシャリスト」などでも環境エネルギー教育に対する大学への人的供給のニーズが確実に高まっています。

期待される成果・効果

  1. 地域に信頼される環境エネルギー教育指導者を、大学から輩出できます。
  2. 教育課程の中で、学生の自立心や向上心を高めることができます。
  3. 学習した知識を伝達するコミュニケーション技術を養成することで、人との繋がりを大切にし、環境やエネルギーの重要性を体験しながら普及啓蒙することができます。
  4. 小学校・中学校・高等学校などの教職員の環境エネルギー教育における資質向上に寄与できます。
  5. 環境保全やエネルギー資源の確保の重要性を改めて認識させることが可能であり、現代の日本の国家政策を広く普及啓蒙させる機会を作り出すことができます。